子作りしよっか？【HQ】【短編集】

国見 英(遅くなってごめんHPB！) ページ8

貴女「ふんふんふーふんふんふーん♪」

今日は英の誕生日！

今、塩キャラメルたっぷりケーキも
飾りつけも完了しました。

あとは英が帰ってくるのを待つだけ。


貴女「はやく帰ってこないかなー」


ｶﾞﾁｬｯ

国見「ただいまー」


来た来た来た！！
よし、こっちに来たら飛び出すぞ！


貴女「お誕生日、おめでとーーーー！」

ﾋﾟｮｰﾝ

国見「ありがと」ﾆｺｯ

貴女「こっち来て来て！ケーキ作ったよ！！」

国見「し、塩キャラメル…！」


英、もう食べはじめてる。

喜んでくれてよかった〜
ケーキがこれになるまで、何回も失敗したからね。

その笑顔のために、今日丸１日頑張ってました…！


国見「おいで、Aも食べよ？」

貴女「うん！」

**************************************

国見「めっちゃ美味しかった」

貴女「ふふふー」

国見「あ、A。
服、クリームだらけじゃん」

貴女「あ、ほんとだ。
作ってるときについちゃったなー
先、お風呂いい？落としてきたい。」

国見「いってらっしゃい」



ﾎﾟﾁｬﾝｯ

貴女「あー…疲れたなー。
でも、頑張ったかいがあった！」

本当にそうだと思うよ。うん。

てか、お風呂ちょうどいい暖かさ……

貴女「眠っ……」

**************************************

ｶﾞﾁｬｯ

どれくらい寝てたのかな。
なんかの音で目覚めた。

あー眠いなぁー

貴女「ふぁあぁ…

あ、英？！？！」

国見「なに？」

いやいや、なに？じゃないない！
さっきの音ってお風呂場のドア開ける音？！
いや、その前に……

ﾎﾟﾁｬﾝｯ

貴女「なんで英、一緒に湯船に入っちゃってんの…」

国見「別にいーでしょ。そこ邪魔、どけて。」

貴女「あーじゃあ私、あ、あがるね！」

国見「何言ってんの。ほら。」

ｸﾞｲｯ

国見「邪魔だから、膝の上に乗れって言ってんの。
はいはいはいはい、恥ずかしがらなーい。」

ぎゅっ

英が膝の上に乗っけて、そのまま私のお腹に手まわすせいで、体が密着する。

そのままことん、と私の肩にあごを乗せる。

貴女「あのー…英サン？普通のときならこういうのやりますけど、今お風呂中デスカラネ？」

国見「だから何」

ｶﾌﾟｯ

貴女「ひっ…！」

耳を甘噛みされ、声が漏れる。

国見「あっれー？耳弱いんだ？」

貴女「も、もうあがるっ！」

国見「ふざけたこと言ってんじゃねぇよ。
俺は今日誕生日だ。主導権は俺にあーる。
楽しませてよ？」


振り返れば、そこには血に飢えた狼がいた。

黒尾 鉄朗→←岩泉 一

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