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36.わかった *坂田side ページ39

貴「わっ私、中、学の頃、ずっと、苛、められててっ」

『…ん』

う「落ち着いてからでええよ」

貴「…ぅんっ…それでっ人を信じるのが恐くなっちゃってっ…」


『…うん』

その後も嗚咽と鼻水でつっかえて上手く話せていなかったけど、Aは全て話してくれた

…朝にあったことも

ゴミを入れるとかあり得ないだろ
どんなやつだよ


話している内に、Aも徐々に落ち着きを取り戻してきたみたいだ

その口から紡がれてくる言葉を俺達は何も言わず、ただ聞いていた


すると



貴「あっ…」

と、何かを思い出したようにAが声を漏らした


『ん?』

貴「あっいや…」

う「いいよ。なんでも言えよ。」

貴「あの…ゴミと一緒に手紙も入ってて…」

う「どんな?」

貴「一枚だけ綺麗に置いてあったの」

『それ、今持ってる?』

貴「うん……あれ?…ない。さっき落としちゃったのかも」

『…そっか』

う「どんな内容だったか覚えてる?」

『…昼休みに一人で屋上に来てくださいって』

う「え…」

『…』

一枚だけ綺麗に置いてあったって所が引っ掛かるけど、どのみちいい話では無さそうだな

泣きはらして瞼が赤く腫れている彼女を見ると、Aもちゃんと女の子だったんだな。と思う

いくら口が悪くてひねくれていても、太かったにしても女の子なことに代わりはない訳で


…守りたい


無意識に俺は口走っていた



『待ち伏せしようぜ』

貴「…え?」

う「…いいんじゃない?」

貴「だ、駄目だよ!!そんな…二人にまで危害が及んじゃったら…」

『大丈夫だし』

ちゃんとわかってたんだ。その手紙に従ったら危ないって

う「守るからさ。初めて会った時も約束したじゃん」

貴「…そうだね」

Aは弱々しく頷いた


『作戦会議しようぜ』

37.胸騒ぎ *そらるside→←35.進め


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狐娜(プロフ) - 作者からの今日の思い出で塾の先生すごいノリいいなじゃあのって(。-∀-) (2017年2月28日 0時) (レス) id: f9c7a365c2 (このIDを非表示/違反報告)
うるり - 涙さん» いましたっ!私と同じ方がいましたっ!すごく嬉しいです! (2016年9月3日 20時) (レス) id: b3c72538fe (このIDを非表示/違反報告)
- すっごく内容遅れてるんですけどhikari*さんの感動しまくりでした!同じ内容共有できる人が周りにいなくて、この作品読みに来たら書いてあってなんかテンション上がりました笑 いつも楽しみにしてるので頑張ってください! (2016年8月31日 19時) (レス) id: 0007584f99 (このIDを非表示/違反報告)
うるり - nonoさん» 可愛いですかっ!?(死魚目)うふっありがとうございますぅ((死)) (2016年8月28日 0時) (レス) id: b3c72538fe (このIDを非表示/違反報告)
nono - 死にたいと思って爆発しそうになったら誰かにぶつけたほうがいいですよ!w猫じゃらしのやつ可愛いですね!はい!(( (2016年8月27日 23時) (レス) id: f6b8e65606 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うるり | 作成日時:2016年8月3日 21時

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