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49話(うらたぬき) ページ1

綺麗な海。砂浜。隣で手を繋ぐ愛しい子。



坂田「だから、離れてって」



うらた「何言ってんのか全然わかんねぇんだけど」



それに似合わないど低い声たち



ここに至るまでの経緯を、簡単に説明させてくれ








海の家に行く途中、まーしーが突然岩場の方に進み出した



志麻「こっち絶対近道」



センラ「イバラの道すぎるやろ」



センラマンの的確なツッコミ



まーしーの指さした道は今が複雑に入り組んでて、確実に歩きづらいし、岩に泥も付いてて滑りやすそう



まあ、男4人の俺たちだけなら行ってもいいんだけど…



うらた「Aいるし、岩場は危ない。却下」



流石に女の子がいるなかこんなとこを歩くのは賛成できない



「あ、私は全然大丈夫です。むしろ近道していきましょう…」



は?



坂田「え、大丈夫?」



「歩くの嫌い…」



俺のダメって言葉を無視して、まーしーに付いてこうとするA



こいつ結構頑固だし、俺が今どう言ったって多分どうにもなんないな…



せめて。と思い、Aの後ろを歩く



「うわっ!!」



坂田「Aっ!!」



うらた「うおっと!!」



坂田の声に多少驚いたが、警戒していたからか、彼女の手をぎりぎりつかむことが出来た



ほっそい腕を掴むと、軽くて簡単に胸元に引き寄せられそう



さすがに水着でその距離感はきついので、力加減を気をつけなければ



「な、ないす…」



驚きすぎたのか、なんなのか、口角だけ少しあげながら親指を立てた



うらた「だからやめとけって言ったじゃん…」



すぐに助けられて、怪我もなさそうだからいいけど。そんなの結果論だ



もし頭を打ったり、怪我でもしたら



楽しい旅行とかそういう話じゃなくて、そもそも俺の人生が狂う



うらた「…ほい」



「え?」



うらた「危ないから、手」



正直下心がないと言ったら嘘になる



けど、純粋に心配だったし、怪我をして欲しくなかった



それが一番の思いだった



実際手を繋いだら小さくて、柔らかくて、結構意識しちゃったけど



でも、ただ守りたかっただけなのだ



だから



坂田「…うらたさん、手離して」



坂田のこの発言が意味わかんなかったし、突然すぎたしなんかイラついて



うらた「…あ?」



最悪な雰囲気の出来上がり

50話(うらたぬき)→



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つな(プロフ) - ヒカルさん» お好みのまーしーが書けて嬉しいです!!Sっ気が濃い方がすき… (2018年7月5日 0時) (レス) id: 9c5751c726 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカル(プロフ) - 待ってまーしぃーがドSという私の好みの男子になっとる……マジかっこいい (2018年7月2日 20時) (レス) id: 68cf8d1f99 (このIDを非表示/違反報告)
つな(プロフ) - *鈴架▽歌*さん» まーしー回めちゃくちゃ頑張ったので嬉しいです…!色気が溢れてる志麻さんがすき… (2018年6月30日 0時) (レス) id: 9c5751c726 (このIDを非表示/違反報告)
*鈴架▽歌*(プロフ) - まままままままままままままーしぃいいいいいぃぃぃぃいいい!!まーしぃかっこよ…しんど… (2018年6月28日 21時) (レス) id: b7acdc089a (このIDを非表示/違反報告)
つな(プロフ) - のんさん» そう思って頂けて幸いです…!ありがとうございます! (2018年6月6日 23時) (レス) id: 9c5751c726 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すりらんか | 作成日時:2018年5月20日 8時

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