【天月】激甘彼氏【短編集】【リクエスト有】

水着 ページ5

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今日は、Aと初めての海！！




僕が運転してるあいだ、Aはぐっすり寝てたからぴんぴんしてるけど、




僕はずっと運転してたからちょっと疲れちゃった、




『ねえねえ翔ちゃん、早く行こうよぉ、』




｢よし、行こっか！楽しみだね！！｣




車の中で着替えて、浮き輪と荷物を持って海へと向かう。




『翔ちゃん、わたしも荷物持つよ。』




浮き輪を二個抱えたAが言う。




ぽん、と頭を撫でて




｢Aは女の子だから持たなくていいの。
それに、握力弱いの知ってるし｣




ぺろ、と舌を出してみればAは顔を赤くして私だって！と怒りだした。




でもぷんぷん、みたいな怒り方で全然怖くない。




行くよ、と声をかけるとAは駆け足で僕の後ろを追った。




『わあ、人...多いね...。』




｢そう...だね...｣




お盆休みだからか、人の多さに驚いてしまう。




人にのまれそうになったAを抱き寄せた。




｢わっ、大丈夫？？｣




『大丈夫だよ、ありがとう！！』




Aの愛らしい笑顔にきゅん、と心を奪われた。




早速テントを張る場所を確保すると、テントを張り始める。




Aには危ないのでコンビニで買ったいちごみるくを飲んでいてもらうことにした。




｢テント貼れたよ〜｣




『わ、やっぱりこのテントの色可愛いね〜！！』




初めての海ということでテントを購入したのだが、




さすがAのチョイス。




薄いピンク色に縁は薄い紫と、可愛らしい雰囲気がある。




『じゃあ海入ろっかー！！』




｢えっ？｣




『え、あ、やっぱり休みたい？疲れたよね。』




｢そうじゃなくて、ラッシュガード脱がないの？｣




そう言うとAはとっさにお腹を抱えて




『だ、だめ！私には似合わないからっ！！』




と必死に叫んだ。




ええ〜、絶対可愛いのに。




｢僕に見せてくれないの...？？｣




と言ってみれば、Aは渋々みせてくれるようだ。




『に、似合わないし、太ってるから...。』




ちらり、と横を向いてしまう。




正直言って、この可愛さは死亡レベル。




ほら、男がAのこと見てるじゃん。




着ていたラッシュガードを脱ぎ、Aに着せる。




｢着ててね？｣




『これ、翔ちゃんの匂いがする〜』




ふにゃ、と笑うと僕の心臓はばくばくと鼓動を打つ。




その後、Aを見る男をずっと睨み続けてたのはないしょ。






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