すっぴん ページ3
. 同居前のお話です
今日はAとの初めてのお泊まり。
一緒にお風呂入って、
ご飯つくって食べて、
なんて
いーっぱいやりたいことはあるけど、
僕が一番やりたいことが一つある。
それは...
厚化粧なAのすっぴんを見ること。
変な意味じゃなくて!!
だってAのことだから僕より遅く寝て早く起きるなんてことしそうだもん、
そんなの絶対いや!!!
Aのことは全部知りたいもん。
ってことで交渉に移ります。
「あの!!森田Aさん!!」
『翔ちゃん?堅苦しくしてどうしたの??』
こてん、と首を傾げれば僕はいちころ。
ずっきゅーん、って恋に落ちてしまうのだ。
メー○ト。
「す、すっぴん見せてくだ『やだ。』」
遮られた...悲しい...、
『それだけは絶対や、』
めっ、と僕を威嚇するように見つめた。
「Aのことは全部知りたいの!!ね??」
『だってだって、翔ちゃん絶対笑うもん、』
「笑わない!!!」
僕も対抗して威嚇すると、
ぱたん、と部屋を出ていってしまった。
「嫌われ...た?」
ぽろり、と涙が出てくる。
「いやだよお...嫌わないで...」
ぐすん、とぽたぽた雫を落とすと目の前が真っ暗になった。
涙を拭われ、頬に伝った涙は舐められる。
「く、すぐったいよ、っ、」
頑張って笑いを堪える。
『翔ちゃん、いじわるしてごめんね。』
ゆっくりと目を開けると、いつもより顔の薄い、
でも美少女には変わりないAがいた。
「は...?」
僕の言葉に目を開き、
『幻滅、しない、で...』
ぽろぽろ、と雫を落とすと僕は堪らず抱きついた。
「せっかく今日のために女の子のすっぴん見て準備してたのに全然可愛いじゃん。ばか。時間返せ。」
そう言ってAのほっぺたをつんつんすると、
『へ...』
ぼろぼろ、と涙を流した。
「も、泣かないでよ、」
Aが僕の頬を舐めたように、目尻を舐めて涙を拭う。
「しょっぱい、」
『女の子のすっぴんみたの、やだった』
「へ...??」
『私以外、みちゃ、めっ。』
Aは顔を真っ赤にしてそう言うと僕にキスをした。
お昼ご飯にはちょっと早いけど。
いただきます。
.
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つきあま(プロフ) - 林檎ちゃんさん» リクありがとうございます!ぜひ書かせていただきます...!!! (2018年9月5日 20時) (レス) id: 5b12f83694 (このIDを非表示/違反報告)
つきあま(プロフ) - 瑠依さん» いいですね...!!← (2018年9月5日 20時) (レス) id: 5b12f83694 (このIDを非表示/違反報告)
林檎ちゃん(プロフ) - ポッキーゲームとか、あと壁ドンしてって夢主が誘うやつとかどうですか? (2018年8月25日 18時) (レス) id: f424f24840 (このIDを非表示/違反報告)
瑠依(プロフ) - キャンディーゲームとは口移しでキャンディーを互いの口の中で交換し合う?みたいなものです!とりあえず、仲良くキャンディーを口移しするというものです!語彙力なくてすみませんm(__)m (2018年8月24日 0時) (レス) id: d76a55fa5e (このIDを非表示/違反報告)
つきあま(プロフ) - 瑠依さん» リクありがとうございます!キャンディーゲームについて詳しく教えていただきたいです...!!!ぐぐってもキャンディー○ラッシュしか出てこなかったので笑 (2018年8月24日 0時) (レス) id: 5b12f83694 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つきあま | 作成日時:2018年8月14日 20時