五十曲 *11/27↓ ページ5
それからスタッフに携帯を忘れているか確認する
スタッフ「あ、携帯ですよね」
するとスタッフは少し下を向いて
スタッフ「楽屋に携帯は忘れてたんですけど…実は」
そう言うと舞台裏に行ってすぐに戻ってくる
そして右手には私の仕事用の携帯が握られていてその手には画面がバキバキに割れて
スタッフ「電源が入らないようになっていて…データのカードも無くなっていて」
スタッフ「もしかしてこれも…。」
この携帯は多分あのスタッフさんの仕業だろうと勝手に理解して、すぐ携帯をもらう
『多分そうだと思うんですけど…本当に大丈夫ですから』
スタッフ「でも…「すみません、手空いてる人こっち手伝ってもらえますかー?」…」
『ほら、呼ばれてますよ、御気遣いありがとうございます』
するとタイミング良くスタッフさんが呼ばれて、私はホッとする
そして、一人になった舞台に立ち、みんなが働いている姿を見回す
コンサートが終わった後の舞台から見る景色もまた綺麗だと思う
『もう……終わったんだ。』
その景色を見て全部が "終わった "んだと実感する
もう何もかも全部
だから
『もう…十分。』
全部、自分から終わらせよう
そう思うと何故か心がすっと軽くなって、選択は間違ってなかったと…今もその選択を後悔はしていない。
997人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
tsukki-(プロフ) - 雪華さん» ありがとうございます、もうそろそろ完結に向かいたいと思っています。あと少し応援よろしくお願いします。 (2019年3月28日 21時) (レス) id: 0ea2ed7c1d (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - 更新してくださってありがとうございます! 好きな作品なので通知が来ると、とてもうれしいです。これからもtsukki-さんのペースで更新していってください(数年ぐらいは余裕で待ちます)。応援しています。 (2019年3月13日 13時) (レス) id: f84b103640 (このIDを非表示/違反報告)
tsukki-(プロフ) - 時雨さん» 人に堂々と接するのは難しいものですが、良い人生を送っているから出来る事だと思います。これからどうなるかは私自身も少し迷っていますがこれからもよろしくおねがいいたします。コメントありがとうございました。 (2019年1月1日 21時) (レス) id: 1601c13111 (このIDを非表示/違反報告)
tsukki-(プロフ) - あゆめ さん» 人に嫌われたくなくて嫌いと言えない。それでも大切な人を大事にする気持ちの方が大きい故に嫌いと言える勇気ですね。これからもそんなカッコ良いそらるさんをよろしくおねがいいたします。コメントありがとうございました。 (2019年1月1日 21時) (レス) id: 1601c13111 (このIDを非表示/違反報告)
tsukki-(プロフ) - ルナさん» 喜んでもらえとても嬉しいです。これからも着実に更新させていただきますのでこれからも応援よろしくおねがいいたします。 (2019年1月1日 21時) (レス) id: 1601c13111 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:tsukki- | 作成日時:2018年11月23日 22時