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小|中|大|気付いたときには鎖に繋がれていた。
視界が歪み、鎖に繋がれた手足は、赤く腫れあがり、血が滲み出ている。
頭や頬からは、ヌルッと、気持ち悪い液体が皮膚を伝い、地面に落ちる。
それは紛れもなく血であり、ぼくの皮膚から出ているものであった。
だが不思議と痛みは感じられず、ただただぼくは、それを呆然と見つめていた。
無機質な、真っ暗な空間。
視界は、足元から自分の手首付近までしか映らない、そんな場所。
痛みはおろか、恐怖すら感じなかった。
そう、ぼくはずっとここにいたんだ。 今更恐怖を感じるほうが可笑しい。
ぼくは足を大きく振り、力任せに鎖を壊す。
鎖が足に食い込み、ブチンッと嫌な音がした。
気にせず、次の段階に移る。
開放された右足を、体全体で右手首の位置まで振り上げ_______落とす。
左手首の鎖も、同じようにし、破壊した。
開放された両手足、体。
ぼくは久々につく地面に、頬を強張らせた。
こんなにも冷たいものだっただろうか。
「……まあいい」
_______誰かが、ぼくを探してる。
「行かなきゃ」執筆状態:連載中
視界が歪み、鎖に繋がれた手足は、赤く腫れあがり、血が滲み出ている。
頭や頬からは、ヌルッと、気持ち悪い液体が皮膚を伝い、地面に落ちる。
それは紛れもなく血であり、ぼくの皮膚から出ているものであった。
だが不思議と痛みは感じられず、ただただぼくは、それを呆然と見つめていた。
無機質な、真っ暗な空間。
視界は、足元から自分の手首付近までしか映らない、そんな場所。
痛みはおろか、恐怖すら感じなかった。
そう、ぼくはずっとここにいたんだ。 今更恐怖を感じるほうが可笑しい。
ぼくは足を大きく振り、力任せに鎖を壊す。
鎖が足に食い込み、ブチンッと嫌な音がした。
気にせず、次の段階に移る。
開放された右足を、体全体で右手首の位置まで振り上げ_______落とす。
左手首の鎖も、同じようにし、破壊した。
開放された両手足、体。
ぼくは久々につく地面に、頬を強張らせた。
こんなにも冷たいものだっただろうか。
「……まあいい」
_______誰かが、ぼくを探してる。
「行かなきゃ」執筆状態:連載中
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作者名:しゃぶしゃぶ | 作成日時:2015年8月10日 22時