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まふまふside
「おいまふ〜……って、まだ食事中か」
「すみません、色々あって食べるのが遅くなってました」
そう言いながら、お粥を口に運ぶ。うん、おいしい。
「それ卵がゆ？ おいしそう」
「そらるさんにはあげません」
「俺、欲しいなんて一言も言ってないけど」
そう聞こえました、と頬を膨らませながらもう一口。
ここの卵が固まっている部分がおいしいんだよなぁ、更にもう一口。
「で、元気そうじゃん。良かった」
「その節は大変お世話になりまして…」
「なにそれ、畏まりすぎ」
でも、僕が倒れた時に一番迷惑をかけたのはそらるさんだ。
…う、これから、そらるさんの迷惑になる話をすると思うと…胃が、痛い。
「あのー…、迷惑かけついでに、もう一つお願い事してもいいですかね…？」
「お、珍しい。まふが真面目だ」
「からかわないでください」
うーん、どこから話せばいいんだろう。
午前中の出来事がどうにも濃すぎて、考えがまとまらない。
「えっと…。僕、今朝病院内をうろついていたんですよ。そしたら、僕のリスナーさんらしい女の子に会って…」
＊
今朝あった出来事を簡単に話した。
けれど、僕も整理できずに話したため、ちゃんとした日本語になっていたかはわからない。
そらるさんは下を向いて、考え込んでいる。
そりゃそうだ。僕だって、同じ話をそらるさんに持ちかけられたら考え込んでしまうだろう。
「……なあ、まふ。……この話に、まふが関わる必要性はない」
「それはわかっています」
「もしネット上に情報が洩れたら、十中八九炎上する」
「もちろん、覚悟の上です」
僕は彼女に協力すると決めた。
その思いは絶対に揺らがない。
「僕は絶対、彼女に協力します。そらるさんが判断するのは、自分が協力するか、しないかです」
そらるさんはまだ考えている。
無理もない。もし、僕が人づてにこの話を聞いたとしても、絶対に悩む。
僕らの仕事は人気商売な分、問題も起きやすいのだから。
「……無理に協力しなくてもいいですよ。僕一人でも、やろうと思えばできるので」
半分諦めたような気持で口にする。
「俺、一度も協力しないとは言ってないけど？」
「え……」
「まふがそこまで覚悟を決めているんだったら、俺だって協力するよ」
…いい相方を持ったなぁ。
「そらるさん、ありがとうございます！」
「はいはい、お礼は成功したあとね」
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千々(プロフ) - ちょこさん» ありがとうございます！ (2022年12月5日 9時) (
レス) id: 1d9d509371 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - とてもよかったです！ (2022年11月4日 20時) (レス) @page22 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
千々(プロフ) - 藍猫さん» おお！おめでとうございます！！（一年ほったらかしにしてて本当にごめんなさい……） (2022年9月4日 11時) (レス) id: 84f8a35d43 (このIDを非表示/違反報告)
藍猫 - ｽｳｯｯｰｰｰｰｰ…そういえば10月18日って私の次の日じゃないですか…えまって嬉しい( 〃▽〃) (2021年7月17日 2時) (レス) id: 0f30a0c194 (このIDを非表示/違反報告)
千々(プロフ) - 翡翠琥珀さん» 飢えているから書けたんですw そう言っていただけるなんて嬉しいです……！ 自信につながります１ (2020年6月18日 21時) (レス) id: a6aff5c4e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千々 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tidierika2/
作成日時：2020年4月30日 15時
