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Aside
眠ってから3日後_____
眠りから覚めた僕はボーッとしながら部屋から出て来た。1ヶ月くらいから記憶が無い。
いつ寝たんだろう?
そんな事を考えながらも、トイレに行ってお風呂に入って出て来た。
タオルで濡れた髪を拭きながらリビングを通った時、ソファーで横になりながらゲームをしていた兄に呼び止められた。
彼方「A、話があるから座りなさい。」
A『えっ?あっ………はい。』
僕は兄と横並びになるようにソファーに座った。
ゲームを終えた兄は僕の方を見た。
彼方「仕事で忙しいのは分かるけど、ちゃんと食べて寝てよ。倒れたらどうするの?俺は心配だよ。」
A『ごめん、兄さん。
でも途中から記憶が無くてね………ハハハッ。』
笑って誤魔化そうとしたが、兄さんが黒い笑みで“誤魔化すな”オーラを醸し出していた。
A『うっ………本当にごめんなさい。』
彼方「はぁ…………反省しているならいいけど。
お腹減ったから何か作ってくれない?」
A『えっ?うっ………うん。分かった。
でも冷蔵庫の中に何も入ってないだ。
買って来ないと行けないから待っててくれない?』
僕はソファーから立ち上がって部屋に戻った。
黒いパーカーとジーパンを履いて、財布とスマホと家の鍵を持った。
まだ濡れたままの髪をドライヤーである程度乾かし、黒マスクをしながらパーカーのフードを被った状態で家を出た。
久し振りに○○スーパーまでの通り道で、僕は密集する人混みに酔っていた。
普段なら人混みなどには酔わないが、寝起きで蒸し暑い事もあり気持ち悪くなった。
なんとか○○スーパーまで来ると_____
木の長椅子が設置されていたので、僕は気持ち悪さを我慢して腰を下ろした。
A『気持ち悪っ………吐きそう。』
僕はあまりの気持ち悪さに顔を下に向けた状態で、その場から動けずにいた。
こうなるなら兄さんを連れて来れば良かった。
1人で後悔しながら、兄さんにLI○Eしょうと思いアプリを起動させようとした。
?「あっ………あの。大丈夫ですか?」
僕に話しかけているのかと思い、ゆっくりと顔を上げながら視線を上げた。
サラッとした白髪に赤目で、黒いマスクした人が僕の正面に立っていた。
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幽鬼(プロフ) - ロアさん» ロアさんのコメントに返答しなかった私が悪いのですから謝らないで下さい。 (2019年10月13日 16時) (レス) id: 5875e830d4 (このIDを非表示/違反報告)
ロア(プロフ) - 幽鬼さん» こちらこそキツい口調になってしまい申し訳ありません。人に対する配慮を忘れておりましたそういうことなんですね。不快な思いにさせてしまい大変申し訳ありませんでした。コメントは一応消しておきます (2019年10月13日 13時) (レス) id: 148e7f1d83 (このIDを非表示/違反報告)
幽鬼(プロフ) - ロアさん» コメントを下さっていたのに返答せずすみませんでした。マスクの名前が“一郎”なんです。 (2019年10月13日 2時) (レス) id: 5875e830d4 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - あまちゅ…今日あまちゅ似のイケメンを見かけたので作品にあまちゅの名前あって一人でにやけました(笑) (2019年10月5日 20時) (レス) id: b24d1277ec (このIDを非表示/違反報告)
幽鬼(プロフ) - まさきさん» 本当に絵を描く事が上手い方や塗る事が上手い方には劣りますよ。温かいお言葉ありがとうございます。 (2019年9月15日 13時) (レス) id: 5875e830d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十騎 幽鬼 | 作者ホームページ:
作成日時:2019年8月16日 13時