無性別な僕は幽霊メンバーだと言われてます。

30話 ページ32

怖い…。1人がひたすらに怖い。

またあの2人がくるのではないか。そう思うとすごく怖かった。

僕は立ち上がったり動いたりする気力がなく、玄関で寝っ転がっていた。




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いつの間にかソファで寝ていたようだ。

気づくと外は暗くなりかけており、時計は18時を指していた。


ｼﾞｬｰ


『？！』


キッチンから水が流れる音が聞こえた。


？「あ、起きた？」


声がし、水が止まりキッチンから顔が見えた。


『う、“うらたん”……？！』

浦「そうだけど…wwwあ、お昼ってご飯食べた？」

『……た、食べてない。』

浦「わかった。とりあえず、ご飯があとちょっとで炊けるからご飯炊けたら晩ご飯にしような。」

『？！う、うん…。』

浦「…なんかあったの？」

『え……？』


うらたんは僕に背を向け、話した。


浦「いや…。玄関で倒れてるって思ったら寝てたし…。
涙の跡ついてたし。」

『？！』

浦「あと、学校から電話きてたよ。
一応俺でた。」

『え？！』

浦「担任の天宮さん。今日学校来るかって聞かれたから休むって言っといた。」

『あ、ありがとう…。』

浦「ううん。全然いいよ。
いいけど…それ、何。」

『え？』

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