柱は私の虜

箱の中 ページ5

Aside

･･････んっ

ゴンッ

『痛っ』

痛たたた･･･。あれ、ここはどこ？

私は起き上がろうとしたけど何故か起き上がれなかった。手で周りを触ってみると箱のような形をしてることに気づいた。

箱？この形箱だよね？私、箱の中にいるの？

『んーーー』ｸﾞｸﾞｸﾞ

はぁ〜、ダメだ全然あかない。でもどうして？？

この箱あまりかたくなさそうだし、何より木でできてるからすぐに壊れると思うんだけど･･･。

･




･




･
ん？これは･･･

土、かな？




土！？なんでこんなところに土が？

ね、ねぇまさかと思うけどさ･･･

私、地面の下に居る？てか、絶対いるよね！じゃないと土なんてないし！

これはいわゆる･･･生き埋めってやつ？

いやいやいや。とりあえず落ち着こう。

こういう時はまず落ち着いて状況を理解するべきた。不死川さんにそう教わったよね。

えっとまず最初にかなさんのとこ行って中に入れてもらってお茶を出してもらってそのお茶を飲んだら･･･飲んだら･･･なんだっけ？

ダメだ。これ以上思い出せない。

でも、お茶を飲んだ後の記憶がないって事はあのお茶に何か？

うーーんしのぶちゃんならなんの薬？かわかると思うんだけど･･･今はいないし･･･

その前にここから出なきゃいけないじゃん！

『んーーー』ｸﾞｸﾞｸﾞ

わっ、やっぱりダメだ。ビクともしないよ。

他に何か手は･･･

？「カァー！」

あ！かん君！かん君がいるじゃん！

『かん君！私、どうしよ、多分閉じ込められちゃっ･･･あれ？かん君？』

おかしい。かん君はいつも私の羽織の中に居るのに今は居ない。

え、嘘でしょ。かん君も居ないなら･･･もうどうしようもないじゃん･･･かん君どこに行ったんだよぉー･･･

･･･かん君も居ない以上これはもう諦めるか祈るしかないな。

"不死川さん、無一郎、皆･･･お願い！助けて････"
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

早ク、モット早ク飛ベ！Aガ危ナイ、早ク柱ヲ見ツケナイト！Aガ死ンジャウ！


〜大正コソコソ蜜璃ちゃんの噂話〜

今回はAちゃんの鎹ガラスのかん君について！

かん君は基本Aちゃんの羽織の中にいてぐっすり眠ってるらしいよ！でもAちゃんが危なくなると何故かすぐに目が覚めるみたい！

そして今回はAちゃんが地面に置かれてる間に隙をみて逃げ出し私達のところに知らせに来てくれてるの！

とても優秀なカラスなんだよ！

加勢→←5感組

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す