炎上系女子は愛されてます 【歌い手】

身長 ！ ページ12

「あや、ここ」

「おぉ！いい席」

ほいほいとまふについて行けば大きなスクリーンに
並ぶ椅子たち。みんなこっち見てて穴があったら入りたい状態だけど。見るな！！！！！ごめんなさい！！！、


「あやた右側〜」

端とその隣を無事ゲットできたから端から2番目に
座ろうとしたらまふが小声で

「あやた小さいし前の人身長高いから見えないんじゃない？」

「は？？舐めてるの？」

「うそうそ、ほら通路側にしときな」

「えぇー...」

「ギリギリに入ったからそろそろ始まるのよ、」

もはや強引に座らせられて愛しの2番目席は
まふに陣取られたけどまぁ名探偵よ今回も謎を解決してくれたまえ。


「ポップコーン、バター醤油好きだったしょ？」

「うん、なんで覚えてるの、」

「あやたのことなら何でも記憶してあるよ！」

「名探偵より記憶力いいんじゃない...？」

「あやたへの愛はいつも1つ」

「ハイハイ静かにね」

「む....」

映画館で愛の告白してきてもあんまりドキッとは来なかったのでまたいつか出直してきてください。

てか名探偵君の映画のはじまり方いつもカッコイイんだよなぁ.....。

やべぇ...歌い手要素ひとつもない...。
まぁ しょうがない！！！！！

「名探偵君と付き合いたい」

「ぇー、僕の方がカッコイイ」

「頭の良さ」

「さっきからあたり強くない？！」

「静かにしなさい！」


ここのシーン毎回映画で流れてて正直飽きたからって騒ぐのは良くないからね、まったくもう。


「てか、意外と席あれでも見えたじゃん、」

「ほんとだねぇ...まぁでももう遅いから我慢してね？？」

「めっちゃウザイ」


まふはやっぱりコミュ障だから人と関わりたくないとかいって廊下側？に座るの読んだけど違ったか...まだまだ修行は足りなかった。

うむ、名探偵くんカッコイイ。







_______________



「あや、ここ」

指定した席に着けば割と見やすそうで安心、
だけど横に若い男の人が問題。

「あやた右側〜」


この人一人で来てるのか...しかもあやたのこと見てる....。


まふまふの危険察知能センサーが見事に反応したから、あやたとはなさせてもらいます。

あやたが嫌がる言葉第1位「小さい」を悔しくも
使わせてもらって

殆ど無理やり座らせたら見事に文句言われたけど。
可愛いあやたを守るためだからね！！！！

しばらく文句言ってくるし冷たいけど
時間が経ったら名探偵に心を奪われて静かになった
愛しの彼女を横目にくすりと微笑んだ。

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