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「ねぇナメクジ〜」
「なんだよ青鯖」
「ナメクジはさぁ、Aちゃんの事どう思ってんの?」
「はぁっ?!
…い、いや、それはまぁ、な?上司?だと思ってるぜ?」
「そうじゃなくて、恋愛の話をしてるのだよ!」
「あー……
好き………だと思う。」
「へぇ〜あの中原中也は一目惚れタイプだったか〜!うんうん。
恋をすることはとっても良いことなのだよ!
お兄さん応援しちゃうよ!頑張れ!少年!」
「誰が少年だこの包帯の付属品!!」
「中也は安直だなぁ、私にそれ言っちゃって広められないと思ってんの?」
「は」
「なぁ〜んてね!私も彼女に好かれたいし、そんなことはしないよ〜」
「てめえも、あいつの事好きなのか。」
「ん〜、好きとかじゃあないかな、どっちかって言うと愛してるよ。」
「太宰治の愛してるを信じた女はろくな目にあわねぇ。」
「ははは!確かにそうだ!でも、
今回は本気なのだよ。
絶対に惚れさせてみせる。」
「俺もてめえと一緒だ。
絶対に奪う。」
黒社会最恐の二人は、
黒社会最強の少女に心を奪われた。
海のように青い瞳と、綿菓子のようにふわふわのくせ毛のあの子に…
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作者名:あさ x他1人 | 作成日時:2019年12月31日 23時