【呪術廻戦】嘘つきな猿

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高専に転校して数週間





五条「転校生退いてろ！」

夏油「君は下がってて！」




『は、はい！』


家入「逃げ足はやウケる」




私はここでも落ちこぼれだった






呪術界の御三家の1人で最強の術式を持つ五条くん


一般家庭出身だけど入学してすぐ二級になった夏油くん


他人にも施せる反転術式で唯一無二の家入さん





呪術界で稀に見る存在が1つの世代に揃った所謂黄金世代





その中に呪霊も見えない戦えない女が入って邪魔にならないわけが無い







家入「何落ち込んでの？」


『家入さん、私は、とってもダメ人間です』


でたAの卑屈と軽く笑われる





家入さんを抱えてダッシュで逃げるだけ



呪霊はいつも夏油くんと五条くんが祓ってくれる



怪我をしたら家入さんが治してくれる




私はただいるだけ





家入「人1人抱えて3分で山降りれる奴はダメ人間じゃないと思うぞ」



『でも、高専に来てから逃げるしか出来てません』





逃げるなら最初からいなくても問題ない



家入さんは優しいから慰めてくれるけど



だって




五条「終わったぞ。硝子、転校生マック行こうぜ」

夏油「報告書書いてからだぞ。硝子と君は先に行ってて」





家入「おー。じゃあ先いく」

『・・(ぺこり』






転校生、君





五条くんと夏油くんは未だに私を名前では呼ばない




多分同期だと思われてない




呪術師として半人前にもなれない私は2人にずっと認めて貰えないんだろう




でも、認められなくても存在を否定されていたあの頃よりかはずっと幸せだった





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夏油「今日はよろしく」



『よ、よろしくお願いします』





カミサマ助けてください。嫌われてる相手との二人任務はあまりにも気まずいです

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