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あれから9年の月日が経った
灰原は一般の教職経験をしてから高専所属の一般科目教師になり七海はサラリーマン経験を得てから出戻った
夏油はフリーの呪術師になり冷遇されている呪術師を見つけては助けている時たま高専にも出入りしている
少しずつ昔の顔ぶれが戻りつつある
未だAは帰ってこない
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夏油「やあ、初めまして乙骨くん」
乙骨「えっと、」
高専の敷地に突如現れた袈裟姿の謎の男
後ろには制服を着た女子二人と呪霊がいる
真希「なんだこいつ」
狗巻「おかか」
パンダ「こいつは・・」
乙骨の同級生が身構えるが男のオーラに近づけずにいると男はずいっと乙骨の前まで近づいた
夏油「君はこの世界にいて満足かい?非術師を守ることに疑問を感じたことは?」
乙骨「えっ、と」
怪しい男にたじたじするも男はニンマリと笑顔を浮かべて逃がす隙を与えてくれない
夏油「私なら里香ちゃんを解放してあげることができるよ」
乙骨「え、」
突然の提案に固まる
夏油「興味があるなら一緒に来てみないかい?」
夏油が乙骨の手を掴まうとした瞬間夏油の手が掴まれる
五条「はーい、そこまで。うちの生徒勧誘しないでくれる傑」
夏油「ははっ、人聞きが悪いな。困っている若き呪術師を助けてあげようとしただけだよ」
にこにこと笑っている夏油
呪術師に寛容なのは知っているがどうせ目的は特級の里香を手持ちに加えたいだけだろう
五条「お前さただでさえ危うい立場にいるのにこれ以上勝手なことして呪詛師認定されたらどうすんの?」
夏油「悪いが呪術界の善悪の基準はどうでも良くてね。」
バチバチと一触即発の空気が流れる
ただでさえ非術師を守ることを積極的に行わない夏油は上層部に反感がある。未だ非術師を害したことは無いから咎められてないものの
上層部は夏油の足元をすくうのをたんたんと狙っている
乙骨の事で騒動が起これば上層部は危険な乙骨を排除できて夏油も呪詛師として処刑対象にでにる
そこまでの頭が回らないはずがないのに五条の親友は勝手なことをしてのけるのだ
ちっと舌打ちする
張り詰めた緊張感
かつて親友だった二人が睨み合う最中
桜が舞った
二人の眼前に日本刀が現れる
『あれ、座標間違えたかな』
消えたはずの同期がそこにはいた
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jyudo0517(プロフ) - ただ助けただけなのに………。こんなのってないよ泣。本当に2人話し合って欲しい……。 (2月6日 1時) (レス) @page23 id: e508273c49 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - きたああああああああああ!ありがたい更新!! (11月29日 0時) (レス) @page11 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
ウェブサイト - 俺、ゴリラだから、殺されないよ (11月26日 3時) (レス) @page10 id: c4466802d3 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - いひゃああああ!お久しぶりです。更新うれしいです。作者様ペースでがんばってください! (11月14日 15時) (レス) @page10 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
jyudo0517(プロフ) - 新作………!楽しみすぎます! (10月27日 10時) (レス) id: e508273c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山茶花 | 作成日時:2023年10月25日 21時