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夜蛾「夜蛾正道だ。」


『あ、東Aです』





あれから見えないと嘘をつかなくていい、嘘じゃないですと何度か押し問答をして結局着いてきてしまった場所は東京とは思えないほどの田舎であった




目の前にいる人はこの場所で教鞭をとっているらしい






夜蛾「呪霊が見える訳では無いんだな」



夜蛾さんのことばに小さく頷く



夜蛾さんの隣にあるちいさな檻の中には恐らく何かがいるのだろう



普段私のそばにいる"カミサマ"もその場所には寄ってこない





夜蛾「ただ、補助監督から呪霊のいる場所を避けて通ったり呪霊のいる場所を見つめていたと報告があったんだが…」



『す、すみませ、んみえないです』




夜蛾さんは私の様子を見て黙った




恐らく嘘じゃないことが分かったんだろう




夜蛾「ここには何故」


『あの、補助監督?の方が私が呪霊?を見えると勘違いして、その、いろいろ話してくれて、、それでその、』





誰かとこうして話をすることはほとんどないからしどろもどろになって上手く伝えられない




いつも私が何か言う前に笑われるか馬鹿にされるかだから私が話すのを待ってくれる夜蛾さんにどう話せばいいかわからなくなる





夜蛾「なるほど、非術師の君に色々話してしまったんだな巻き込んで連れてきてしまいすまなかった」


『い、いえ、』




おそらく私が知らなくていい事も聞かされたのだろう



夜蛾さんは曖昧な私の説明でもわかったようで謝ってくれた




夜蛾「じゃあ家まで遅らせくれ。親御さんも心配しているだろう私から説明して」



『あ、あの、』



立ち上がろうとした夜蛾さんを引き止める




『そ、その、補助監督さんが、親に呪術師の説明をして、、この学校が寮生活で学費も免除ってわかると、その、もう帰ってこなくていいと………』






しんと部屋の空気が静まった




補助監督から私が呪術師の才能があること、寮生活で家にもほとんど戻れなくなることを知った両親は嬉々として転校の処理をすすめ妹にはもう帰ってこなくていいよ出来損ないと言われた







夜蛾「・・君さえ良ければここで学んでみないか?」




帰る場所も居場所もない




そんな私には




その差し伸べられた手が救いだった






『はい、ここにいさせてください』

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jyudo0517(プロフ) - ただ助けただけなのに………。こんなのってないよ泣。本当に2人話し合って欲しい……。 (2月6日 1時) (レス) @page23 id: e508273c49 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - きたああああああああああ!ありがたい更新!! (11月29日 0時) (レス) @page11 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
ウェブサイト - 俺、ゴリラだから、殺されないよ (11月26日 3時) (レス) @page10 id: c4466802d3 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - いひゃああああ!お久しぶりです。更新うれしいです。作者様ペースでがんばってください! (11月14日 15時) (レス) @page10 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
jyudo0517(プロフ) - 新作………!楽しみすぎます! (10月27日 10時) (レス) id: e508273c49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山茶花 | 作成日時:2023年10月25日 21時

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