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薨星宮 本殿
天内と夏油は天元様のお膝元まで来ていた
夏油「理子ちゃんどうする?」
夏油は天内に同化するかこのまま黒井達と帰るか選んでと問うた
ずっと星漿体として生きてきた彼女に突如提案された普通の女の子として生きる道
天内「私は・・」
甚爾「よお?仲良くデート中か?」
天内が手を差し出そうとした時低い男の声が聞こえた
二人は勢いよく振り返りそこに先程居た男がいたことに目を見開く
男は五条と戦っていたはずだここにいるということは
そして会話中一切気づかなかった男の気配にもし男が話しかけずに奇襲していたらと考えた夏油はぞっとした
夏油「理子ちゃん下がって」
甚爾「んな警戒しなくてもいきなり襲う真似なんかしねーよ」
夏油「ここまで潜入しておいてどの口が」
甚爾「確認したいことがあってな。呪力のない猿の俺にここまで潜入されたとなれば腐ったミカン共も慌てるだろうな」
自虐気味に笑う男に夏油は警戒の色を隠さない
天内は少しずつ本殿に近づいている天元の元へ行ければ安全だ
だが男の手には銃がある
いつ男の気まぐれが終わり撃たれるか分からない
甚爾「お前のとこにもいんだろ?猿」
夏油「は?」
突然投げられた言葉に固まる
猿?
男は呪力のない猿と自分のことを下げていた
夏油の同期で呪力がないのは
夏油「彼女は猿じゃない!!」
夏油の同様に男はふーんとどこか興味なさげにでも安心したような顔をする
甚爾「なんだあいつ上手くやってんのか」
夏油は怒りを覚えた。彼女のことを猿と言ったことも彼女ことを理解したような表情にも
夏油「お前に彼女の何がわかる」
甚爾「さあ?分かんねーことだらけだな。だかお前らが分からないことは分かってやれる」
夏油はカッとなり攻撃を仕掛けようとするだがそれより早く夏油の足を銃が撃ち抜く
夏油「ぐっ…、」
甚爾「恵まれたお前らには分かんねーだろうな。自尊心の捨て方も諦めた方も見えない何かで差がつくことも
猿が覚醒する瞬間も」
男がそういった瞬間男の手にあった銃は蹴り飛ばされた
夏油「え、」
蹴飛ばしたのは、ここにいるはずのない少女だった
甚爾「よお、嬢ちゃん。この前ぶりだな」
男の声を無視して血が流れる夏油を見てかっと目を見開くA
『名前聞かなくてよかった………
躊躇なく殺せます』
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jyudo0517(プロフ) - ただ助けただけなのに………。こんなのってないよ泣。本当に2人話し合って欲しい……。 (2月6日 1時) (レス) @page23 id: e508273c49 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - きたああああああああああ!ありがたい更新!! (11月29日 0時) (レス) @page11 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
ウェブサイト - 俺、ゴリラだから、殺されないよ (11月26日 3時) (レス) @page10 id: c4466802d3 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - いひゃああああ!お久しぶりです。更新うれしいです。作者様ペースでがんばってください! (11月14日 15時) (レス) @page10 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
jyudo0517(プロフ) - 新作………!楽しみすぎます! (10月27日 10時) (レス) id: e508273c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山茶花 | 作成日時:2023年10月25日 21時