【キングダム】鬼の一族

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遥か遠い太古の時代、一人の女が鬼神に人身御供として身を捧げた。

その捧げられた女を鬼神は妻として娶り、多くの子を残した。

その血脈は絶えぬよう子子孫孫へ受け継がれていったという。

時は春秋戦国時代。

中華戦国七雄の中で深い森の奥にひっそりと暮らす一族がいた。

その一族は"鬼"と呼ばれ一つの里をつくり文明を築いていた。

人間となんら変わらぬかたちをした異形、鬼。

鬼は人よりも遥かに長い時を生き、人ならざる力を持つという。

鬼の存在は人の口伝えでのみ伝わっており、確かなものではないと伝えられている。

鬼の里を治める主は皆、人身御供として捧げられた巫女鈴鹿御前の名を受け継ぎ"鈴鹿"と呼ばれた。

これはその伝説とも伝わる鬼、鈴鹿の一族とそれに関わる人たちの物語である。執筆状態：更新停止中