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仕事_34 ページ17

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『___«砕»___!』



厚「いっくぜぇ!!」



今剣「そぉれっ!」



骨喰「突きだ!」





鶴丸「おい!君たち先に行き過ぎだ!」



にっかり「随分と必死だねぇ」





異常なスピードで駆け抜ける四人


彼らが通った後、一瞬遅れて敵の群れが粉砕する


僅かな残党を後ろの二人が始末し、A達を追う


これを何度か繰り返した頃、視界から敵が消えた





骨「A、なぜそんなに急ぐ」



『すまない。ぱふぇを思うと、つい』



に「パフェ?……ああ、今朝届いたあれかい?」



『 (コクン』



鶴「にしても、急ぎすぎだっ…!」



厚「いいじゃねーか!俺もパフェ食ってみてぇし!」



骨「俺も」



今「ぼくもです!

よぉし!そうときまれば、はやくかたづけましょう!」





A+三人の要望により、早めに帰還してパフェを堪能するという計画が立てられた





鶴「A、まだ敵いるか?」



『九割は片付けた。残りの一割は……ここから東に二里、西に一里に分かれている』



骨「遠いな」



に「それじゃあ、こちらも二手に分かれようか」





にっかりが言ったとたん、Aは両腕を骨喰と鶴丸に掴まれた





『…?』





右見て、左見て、前を見て。Aは不思議そうに首を傾げる



にっかりはやれやれと言いたげに息をついた





に「積極的だねえ…では、西を任せるよ」





俺たちは東行ってくる!と言う厚らの背中を見送り、A達も身を翻す





鶴「さぁ!早く帰ってパフェ食べようぜ!」



骨「急ぎ過ぎだと言っていたが、やはり鶴丸も食べたかったのか」



鶴「うっ」





図星を突かれた鶴丸はそーっと目を逸らす


すると、やや後ろに着いてくるAの視線に気がついた





鶴「ん?」



『…なんだか』



「「?」」



『白いな。二人とも』





鶴丸と骨喰は互いを見る



言われてみれば、両者の髪は白っぽい。鶴丸にいたっては純白だ



対するAの髪は焦げ茶色


Aは自分の髪を見て少しいじり、もう一度見上げる


少し、羨ましい





骨「Aは白い方が好きか」





淡く笑みを浮かべた骨喰が問う


鶴丸は内心で驚いた。彼が笑うなんて珍しい。





『ああ…骨喰や髭切のような色がいい』



骨「そうか…」(←喜んでる)



鶴「お、俺みたいなのは?」



『真っ白だと雪山で遭難してしまう』←



骨「確かに」←





鶴丸は一人謎の敗北感に打ちひしがれるのであった←

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作者名:葛の葉 | 作成日時:2018年5月17日 0時

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