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脳処理が追いつかない中、相川様は柔らかい表情のまま口を開いた
「浦田さんってこのサニーフォレスト…いや、クライドスコープの中で一番腕の立つ剣の達人なんです」
「クライドスコープで!?」
誰一人勝てたことがある者はいないとかなんとか…ってことはそんな人に対していろいろ言ってた私ってかなりの危険知らず?
そんなことを思っていると遠くの方から「A!」と呼ぶ声が聞こえてきて目の前を見ると坂田様が手を大きく降りながらこちらに走って向かってきた
「お、お疲れ様です」
「やっぱ今のとこ見てた?まぁあれはしゃあないなぁ、うらさんに真っ向勝負を挑んだってあれだし」
次こそは倒せるようにせんとな、と悔しそうな顔を浮かべていたがなんだか楽しそうにも見えた
「お前また剣の腕上がったか?気配隠すのもすげぇ上手くなってる気がするんだけど」
「浦田さんお疲れ様です」
「おー、まふ珍しいな。お前が朝早くからきっちり起きるなんて」
後ろからタオルを顔に当てて坂田様の後ろを着いてくるように現れた浦田さん。私の顔を見た途端口に弧を描きおはようとあいさつを交わした
「具合の方はどうだ?」
「もうだいぶ良くなりました。浦田さんのおかげです」
「そっか」
彼は私よりも大きな手を頭の上に置きポンポンと撫でるような仕草を見せた。不器用な優しさだけどそれが心地よくて目を細めた
ほんのり甘く香るジャスミンの匂いが彼の性格に似合っている気がした
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ヨル(プロフ) - コメントありがとうございます!何とかひねりにひねって作品を良いものにしていきたいと思いますのでよろしくお願いします (2020年1月16日 20時) (レス) id: 676346443e (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - この作品好きです!続き楽しみに待ってます! (2020年1月16日 20時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
パピヨンlove - ヨルさん» いやいや全然!バイト〜〜〜頑張れ!!!!!(元気玉)いつでも待ってるよ(イケウ``ォ) (2019年8月21日 1時) (レス) id: 96ecbd33f4 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル(プロフ) - パピヨンちゃんおひさ!ありがとねー!!今、バイトとかの予定で中々更新頻度が下がってしまってね…気長に待ってて! (2019年8月11日 19時) (レス) id: 676346443e (このIDを非表示/違反報告)
パピヨンlove - ヨルさん久しぶり!!!!作品面白いね。読んでて楽しいよ!!更新頑張って! (2019年8月11日 13時) (レス) id: 96ecbd33f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜紅茶 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/qZN5vxyJ6V2/
作成日時:2019年6月28日 15時