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意外な一言が出てきて呆然とした。彼女の顔は何一つ変わることなく真剣そのものの表情のままで瞳の中に俺を移しながら話を続けた
「今回は私にも原因がありました。はっきり言わなかったのはお互い様です」
「違う！俺があんなことを言ったせいでAは」
「＿＿天宮様は月の存在をどう思っていらっしゃいますか？」
唐突にAは窓から見える月明かりを覗きながら俺に話を振ってきた。いったい何の意味があるのかさっぱり見当もつかないが俺はAの話に耳を黙って傾けた
「月って誰かを輝かせるために存在する光なのではなく誰かを静かに見守って寄り添っていくために存在しているような気がするんです。たとえそれが誰も見たことがない月の裏側であったとしても」
月はどこから見ても神秘的で未知数な物をたくさん抱えている。静寂さを漂わせる月だって綺麗さばかりではなく闇の部分だって多く隠しているはず
彼女のきらめく濡れたような長い黒の髪だって引き寄せられるものばかり持っている
「陰からたくさんの物を支えてくれてさりげない優しさがある…まさに天宮様のような存在みたいと私は思うんです」
俺が…月？
自分にも素直になれない俺が穏やかな月なんてたとえられても実感がわいてこないし納得がいかない。けれどもAは俺と繋がれた手の方に視線を落とし力を少しだけ込めてきた
「でもその月がいなくなってしまうと皆さんだって心配しますし悲しんでしまいます。貴方の存在が何よりも必要でかけがいのない方なのですから」
.｡*ﾟ+.*.｡ ﾟ+..｡*ﾟ+
彼は私には届かないような欠けている三日月で、昔からの憧れの存在だった。トゥルースの誰もが知らないわけがなくて小さな街を盛んにするような優れた知性を持っていた
『天月はどこか孤独なんよ』
そう話してくれたのは正午過ぎ頃にこの部屋を訪れた坂田さんからだった。彼の顔はかなり沈んだものでそんな姿は初めて見た
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ヨル(プロフ) - コメントありがとうございます！何とかひねりにひねって作品を良いものにしていきたいと思いますのでよろしくお願いします (2020年1月16日 20時) (
レス) id: 676346443e (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - この作品好きです！続き楽しみに待ってます！ (2020年1月16日 20時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
パピヨンlove - ヨルさん» いやいや全然！バイト〜〜〜頑張れ！！！！！（元気玉）いつでも待ってるよ（イケウ``ォ） (2019年8月21日 1時) (レス) id: 96ecbd33f4 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル(プロフ) - パピヨンちゃんおひさ！ありがとねー！！今、バイトとかの予定で中々更新頻度が下がってしまってね…気長に待ってて！ (2019年8月11日 19時) (レス) id: 676346443e (このIDを非表示/違反報告)
パピヨンlove - ヨルさん久しぶり！！！！作品面白いね。読んでて楽しいよ！！更新頑張って！ (2019年8月11日 13時) (レス) id: 96ecbd33f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜紅茶 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/qZN5vxyJ6V2/
作成日時：2019年6月28日 15時
