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sugar×14 ページ15





*✞*✟*♛*✞*✟*



今日、私は決めたことがあった。

今までは下ばかり俯いて弱音を吐き散らし縮こまっていたのが自分の個性だと決めつけて向き合うこともせず適当にあしらって逃れようとしていた



「ねぇ、喉乾いたんだけど」



どうしても自分の事が好きになれなくて周りに対して助けを伸ばす手も縛りつけてネガティブな本音を全て隠し通していた

親からの虐待、なんてことは無かったけど蔑んだ冷徹な目に必要最低限の会話。家族らしいことはいつ頃したんだっけ。


「もし今買ってきてくれたら昨日のこと軽く見逃してあげてもいいんだけどなぁ?」


昼休み、みなみが私の机の上に両手を置いて上から見下してきた。

みなみの取り巻きも「こんなチャンス滅多にないよー?」とかなんやら。あたかも自分達が正しいみたいな態度を取っている様子

…本当に、しょーもない。


「…別に許してもらわなくていい」

「は?」


私の態度が気に食わないのか目付きが鋭くなりみなみの取り巻きもその視線と圧迫感に脅えて少し距離を取り始めた

けれどそんなこと私は気にせず席から立ち上がりこっちから同じ目線になって優等生にも分かりやすく言ってやった。


「コソコソと隠れて陰湿ないじめをやってるみなみの下僕はこっちから願い下げだっつってんだよ!__ばぁーか!!」


口が悪いのが私の本性で素直になれないのが私の本当の性格

別にみなみに対して恐怖とか支配感を持っているわけでもなくただただめんどくさいことに巻き込まれたくなかっただけ。

クラスもザワザワと騒がしくなり始め、一生優等生には言われないであろう言葉をぶつけられみなみの美人顔も怒りに染まって真っ赤になっていた


「コイツっ!」


そう言ってみなみは片手を思いっきり上げた。頭は人一倍キレるくせに暴力で解決するなんてどこぞの低脳不良なのか。

私は叩かれることを覚悟して目を瞑った。



「__そこまで」



sugar×15→←sugar×13



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夜紅茶(プロフ) - ちょこさん» コメントありがとうございます!続編を希望していただきありがたいです!一応こぼれ話としてなにか書けないか検討してみます! (2022年4月2日 11時) (レス) id: 2017f33955 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - とてもよかったです!その後話が欲しい! (2022年2月21日 4時) (レス) @page50 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
ヨル(プロフ) - さざんかさん» コメントしていただきありがとうございます!今後も作品を見守っていただければ幸いです! (2020年4月13日 9時) (レス) id: 676346443e (このIDを非表示/違反報告)
さざんか(プロフ) - 普段全く他の方の作品にコメントする事はないのですが、この作品は本当にドストライクなので初コメ失礼致します…!完結おめでとうございます!悪魔と天使のお話も凄く深いなと思いました。。伏線も凄く気になります…!今作品関連作品が出たらまた読ませて頂きます!! (2020年4月13日 2時) (レス) id: 63429259c8 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル(プロフ) - コメント、評価をしていただきありがとうございます!ご期待に添えるよう努力していく次第なのでよろしくお願いします! (2020年4月3日 22時) (レス) id: 676346443e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヨル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/qZN5vxyJ6V2/  
作成日時:2020年2月24日 22時

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