【BL】VOISING

後編 ページ46

ほとけ「恋人だから…」

いふ「え？」

ほとけ「……少しでも早く思い出して貰うためだよ！」

いふ「ホンマにそう言ったんか？」

ほとけ「っ…」

いふ「なぁホンマのこと…」

ほとけ「僕、今日は早く帰らないと！じゃあね！」

いふ「待ってくれ！」ｸﾞｲｯ

ほとけ「わっ！」

いふ「俺の…俺のただの想像だけど俺達、他のメンバーと何か違う関係やないん？」

ほとけ「それは…」

いふ「何でもいいんや。教えてくれへんか？」

ほとけ「……信じれないかもだけど僕達はね…恋人…なんだ…」

いふ「恋人…？」

ほとけ「うん…メンバーも知ってることなんだ…あの時…いふくんが事故に巻き込まれた時、僕達はデートしてたんだよ」

いふ「デート…」

ほとけ「覚えてないよね…いいんだ。覚えて無くても…やっぱりメンバー同士はダメだったってことなんだよ…」

いふ(そんなこと…そんなこと言わへんでや…！俺はお前が好きで…あれ俺好きって…)


ほとけ「いふくん好きだよ！//」


ほとけ「デート楽しいね！」


ほとけ「キス…してあげてもいいよ…？//」


いふ「……！」

ほとけ「いふくん…？」

ギュッ

ほとけ「！？」

いふ「ほとけ…ほとけ…ほとけ…！」

ほとけ「え…？ほとけって…」

いふ「思い出したわ…俺らはメンバーで恋人でお前は俺の大事な大事な奴だって」

ほとけ「……！いふくーん…！」ｷﾞｭｰ

いふ「忘れてごめんな…」

ほとけ「ううん、いいの…思い出してくれたから…本当本当に良かったぁ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

いふ「もう絶対忘れへんって約束する。だからお前も俺と恋人じゃダメだったなんて２度とあんなこと言うなよ？」

ほとけ「うん…分かった…！……そうだ、メンバー呼ばないと… ｷﾞｭｯ …へ？」

いふ「もう少し２人でおらへん？」

ほとけ「……！うん！」


りうら「良かったぁ…記憶戻って！」

初兎「ホンマになぁ…」

悠佑「何で急に記憶戻ったん？」

いふ「それは……」


ないこ「愛の力ってやつね」

ほとけ「そんな言い方しないで…！恥ずかしい…//」

りうら「ほとけっち照れてる〜！」

初兎「可愛ええな〜」

ほとけ「もう２人ともやめてー！//」

悠佑「でも毎日見舞いに行ってたなんて知らんかったわ」

ないこ「いむからのお願いだったし２人きりの方が戻ると思ってね」

いふ「そうしてくれてありがとな」

ないこ「全然大丈夫！これからは２人とも休んだ分無理せず頑張って貰うからね」

青組「はーい」

みこさめ「片想い」→←青組「記憶喪失」前編

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