【BL】VOISING

いるらん「過去と告白」前編 ページ5

いるま「俺、らんが好きだ。だから付き合って欲しい」

らん「え…！俺もいるまが……」


「何、お前俺のこと好きなの？キモすぎなんだけど」


らん「っ…」

いるま「……らん？」

らん「お前だってホントは…」

いるま「え？」

らん「お前だってどうせこの告白嘘なんだろ！？俺は…俺はいるまなんか嫌いだ…！」

ダダダダッ

いるま「らん！」

らんside

俺はホントは…いるまが好きだ。
でも前のことを思うと…いるまも嘘を付いてるんじゃないかって怖くなる…思い出したくなんかなかったのに…

数年前

「らーん！」

らん「○○！」

「今から数人呼んで王様ゲームするかららんも来いよ！」

らん「うん！」

この当時俺は○○が好きだった


「俺が罰ゲームかよ」

「じゃあ明日好きな人に告白な」

「めんどくせー」

らん「○○頑張って(本当はして欲しくないけど…)」


翌日

「らんちょっと来て貰ってもいい？」

らん「うん。……どうした？あっ今から好きな人に告白？」

「あぁ。……らん、俺お前が好きなんだ。だから付き合ってください」

らん「え？嘘…俺も……」

「な〜んてな。俺、好きな人なんていないからさらんに告白させて貰ったわ」

らん「え…今の嘘だったの…？」

「当たり前じゃん。何、お前俺のこと好きなの？キモすぎなんだけど」

らん「っ…ごめ…ん…」

この日から俺は○○と話さなくなった

現在

どうせいるまもそうなんだ…結局嘘で…もうあんな思いしたないよ…
でも嫌いは言い過ぎたかな……謝ろう…

まだいるかな……あっいた！

らん「いる……「好きです！」っ！」

「私、いるま先輩と付き合いたいんですけど…いるま先輩はらん先輩が好きですよね…」

いるま「え？何で？」

「よく一緒にいるし、らん先輩といるいるま先輩はとても楽しそうで笑顔だからです」

いるま「そうなのか…でも俺は…らんのこと好きじゃねぇよ」

らん「え…？……ははっやっぱりいるまも嘘だったんだ…」

ダダダダッ

いるま「？……っ！らん！」

「いるま先輩！？」

いるま「ごめん！俺、らんを追いかけないとなんだ…さっき言ったことだけど……」


やっぱり…やっぱり…いるまも嘘だったんだ……俺には恋出来ないのかなぁ…？

ドンッ

らん「わっ！」

？「あっごめん……ってらん？何泣いてんだ？」

らん「え…？あっなっちゃん…なっちゃぁぁん…！！」

(⊃;◻;)ο·`)ｷﾞｭｰ

なつ「わっ！？え、は？どうした？」

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