神作者に出会ってしまった。【そ.ら.る】

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『・・・ってことがあったんだよ、助けてくれよ』






絶賛昼休み。会社の食堂で私は同僚に泣きついた。






フォローリクエストはどうすればいいか分からず放置している。






「はいはい、それで？そのなんとかさんとか言う人はどんな人なの」






歌い手に興味がないと言う彼女は、社食のオムライスにスプーンを入れながら言った。






『相方思いで優しくて眠そうでゲーム好きで4人でマリオやるときはどんどん進んで横スクロールでプレイヤー轢き殺しちゃう人で』





「鬼畜じゃん」





『鬼畜じゃないの、そこがまたいいの！』






「Aに彼氏できないわけがよく分かったよ」







冷たく言い放つ同僚を私は軽く睨みつける。







私だって彼氏くらいいつかできますし！？







今はその気がないだけで、いつか素敵な人と出会えるし！？・・・・・・多分。








「素材はいいのに中身がオタク気質だからねえ・・・」







『素材も中身もいいでしょ！』







「・・・・・・・・・・」






『ごめんなさい調子乗りました』

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