閑話 [遠い親戚より近くの他人] ページ37
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｢お前っ!!なんの冗談だよっ！｣
｢そらる様っ！！！｣
いったぁ…と呟くのは一番信頼を置いていたやつだ
口が切れたのか乱暴に右手で口元を拭ってそのままその手を床に投げ出す
立つ気すらないらしい
俺が殴った。
こんなの国際問題だ。でもそれでも、俺はこいつに一目置いてたんだ
すごいやつだって、そう思ってたんだ
それなのに……
───僕が知ったことではないです。
あんな馬鹿みたいなことを言って許せるはずがなかった
腹が立つ。
こいつの言動も、信じてたのに裏切られたことにも
｢お前らいいから下がってろ
俺はこいつと話があるんだ｣
気が狂ったのかと傍付きたちが必死に俺を止めていた
でも長年付いてくれてた人たちは何も言わず、全員をはけさせた
そのまま人払いもしてくれてるだろう
あー、これでこの白狐をどうしても大丈夫だ
｢どうして探しに行かない｣
｢Aが僕を求めてないからです。
望まれてないのに探したって意味ないじゃないですか
そらるさんが見つけてあげればいいのでは？おとぎ話の王子様みたいに｣
｢バカなのか。Aはまふまふを追いかけてどっかに行ったんだぞ｣
｢それは聞きましたよ。
でも関係ありません。Aが勝手にいなくなったんですから｣
うじうじうじうじ
雨が降ってないのにじめったさで吐き気がする
顔もあげないこいつをもう一発入れたところで絶対変わらない
｢何をそんなに偏屈になってんだよ｣
｢偏屈……？僕が？｣
｢じゃぁなんだよ。子どもの頃みたいに泣き寝入りか？｣
｢さっきからなんですか……
偏屈なのはAだ！約束破った破ったって、大切な約束だったって
俺だって譲れない大切なものがあったからだから出来なかった、それだけだろ｣
真っ赤な目が悲しみに揺れてた
やっぱり昔と同じだ
白い髪と赤い目で不気味だっていじめられてたころ、大人の前では笑って大人が居なくなると1人で隠れて時間をやり過ごしていたあの頃と
｢落ち着いて考えてみろよ。
Aは裸足でお前を追いかけに行ったんだぞ
お前が馬鹿みたいに感情任せで掴んで青くなった手を痛がる素振りもせず、真っ先にお前のところに走って行ったんだぞ｣
｢だからなんですか。
Aは白の国の力が欲しいだけです
政略結婚なんだし、Aは優しいから国のために走ったんじゃないんですか｣
｢まふまふ、お前はどうなんだよ。
黒髪の力が欲しいだけか？
なんのためにAとここに来たんだ｣
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パール(プロフ) - 魔灯さん» はい、わてもです。 (2021年10月17日 10時) (
レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - ふみさん» ひぃぇ〜。未来人間になってしまった……。ありがとうございます、治しておきます！ (2021年10月17日 10時) (レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - わらわらびもちさん» 毎日更新途切れないように頑張ります(泣) (2021年10月17日 10時) (レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - めろんぱんさん» こんな、川から落っこちる予定ではなかったのに、寄り道してしまいました笑楽しんでもらえてるなら、道草も意味ありましたね！ありがとうございます (2021年10月17日 10時) (レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
魔灯 - そらるさんが好きすぎて死にそう////// (2021年10月17日 9時) (レス) @page28 id: 43f1bbcd44 (このIDを非表示/違反報告)
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