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救って 20 ページ22

及「!、A…」

岩「!」

『……』

松「もう起きて平気なのか?」

『は、い…大丈夫です…』

松「そうか…よかった…」

及「…ねぇ、なんで被害者ヅラするの?」

『…え?』

岩「今1番傷付いてるのは、奈緒だろ?」

及「なのに、ひとりで勝手に倒れて、そんな顔して、なんで被害者ヅラしてんのかって聞いてんの!」

『そ、んな…』

嫌だ、ここに、いたくない…

松「おいお前ら!それは言い過ぎ…」

岩「答えろ!なんでこんなことしたんだ!!」

及「さっき、アリバイがあるとか誰かが言ってたけど、こそっと抜け出して奈緒ちゃんの腕を裂いたかもしれないのにね?」

『やめて…嫌だ…やめてよ…』

もう…聞きたくない…_

国「__いい加減にしてください!!」

及「国見、ちゃん…?」

国「被害者ヅラしてんのは…どっちですか!!!」

岩「は…?」

国「及川さんたち、1年も支えてきてくれたマネージャーを信頼せず、恥ずかしくないんですか?及川さんは試合前、信じてるよって言ってますよね?なんで1番支えてくれるマネージャーを信じれないんですか??」

及「っ…そ、れは…」

黒「それに、証拠はあんのか?」

岩「…ねぇ、けど…」

国「ならAさんを責めるのはおかしいですよね??こっちはAさんがやってないという証拠があるんですよ?」

黒「最終日に知るようになる、覚悟しときな」

『っ…、く、ろ…くに、みくん…』

研「!、A、過呼吸になりかけてる、ゆっくり息して、大丈夫だから」

『っは、…』

黒「大丈夫だ、落ち着け」

澤「及川、あと2日、Aは烏野が預かる」

及「な…!」

菅「自分から出ていけって言って、文句があるのか?」

及「……」

岩「ねぇよ」

潔「Aちゃん、烏野の部屋に行こう」

『は、い…』






松「……」

及「どう、思う?」

岩「俺は…、奈緒を信じる…、実際、被害があるのは奈緒だ」

松「なぁ、お前ら気付かなかったか?」

花「?、なにを…」

松「Aの髪が短いの」

花・岩・及「!!」

及「え、じゃ、あ、それ…」

岩「この前髪を切られたのは…」

花「A…?」

松「…かもな、今回のことだって、奈緒がいった時刻は、結構な距離で離れている体育館にAがいた時刻だ。そこで大勢の人に目撃されてる。こっそり外へ出たとしても、誰かしら気付くはずだ、とくに、烏野ののっぽとかな」

及「っ……どうすれば、いいんだろう…」

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作者名:魅希 | 作成日時:2018年7月10日 9時

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