救って 19 ページ21
「A、今日、お父さん帰ってくるからね!」
『ほんと?やったぁ!』
「ふふ、Aはほんと、お父さん大好きねぇ」
『うん!おとーさんも、おかーさんも大好き!』
「お前のせいだ…、出ていけ、出ていけ!!お前なんかいらない!!」
『やめっ、お父さっ_カハッ…!』
「逃げて!!A!!!!」
『お母さっ、お父さっ、!』
ぐしゃ
『っ…___』
嫌な、嫌な思い出が蘇る、そうだ
お父さんとお母さんは空き巣に殺されたんじゃなく、お母さんがお父さんを殺して、お母さんは自分から死んだんだ…
それを、信じたくなくて、置き換えてたんだ
あぁ…信じたくない…なにも…_
『う…』
どこ、だろ…?
合宿所の…保健室…?
黒「!!、A!?」
研「A!」
国「A先輩!!」
『…黒尾、研磨、国見くん…』
黒「よ、かった…めぇ覚めたか…」
『わた、し…、!、あ、あ…嫌だ…嫌だよ、お母さん…お父さん…!』
国「A先輩 ギュ」
『っ…』
国「落ち着いてください、大丈夫です。誰も、あなたを捨てません」
『く、にみく…っ!でも、私…及川さんたちに…捨てられ…!』
澤「その事なんだが…A、烏野に来ないか?」
『…え?』
菅「清水たちと話したんだ、このまま姫崎さんのことを解決しても、Aは青城に戻りにくいだろうって」
潔「だから、烏野バレー部のマネージャーにならない?私たちは、Aちゃんを歓迎するわ」
谷「Aさんと一緒に部活したいです!」
黒「…もし、青城に近い烏野が嫌なら、音駒に来ることも出来る。研磨の母さんが、その時は手配してくれるって」
『烏野か、音駒に…?』
研「Aは、その方がきっといい…、でも、それをきめるのは、Aだよ」
『っ…』
黒「それと、さっきの姫崎の腕の件だが、姫崎が言った時刻は、Aが俺たちと一緒にいた時の時刻だった。だから、及川たちの誤解はとけた」
『……』
潔「…どうする?もう、みんなに話す?」
『…いえ、最終日まで、まだ…。それと、あと数日、烏野のマネージャーやらせてもらってもいいですか?私…もう、青城には…。1度捨てられたところには…』
潔「うん、もちろんいいよ、体はもう大丈夫?」
『はい、もう動けます』
潔「よかった、じゃあ体育館行こっか」
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作者名:魅希 | 作成日時:2018年7月10日 9時