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救って 17 〜菅原side〜 ページ19

菅「姫崎さん!」

奈「あっ、は、はい、なんでしょう?」

菅「俺ら他校だけどさ、やっぱり合宿中だし連絡取り合いたいから、連絡先交換してもらっていい?」

奈「えっ?いいですよ!」

菅「サンキュ!じゃあ携帯貸してもらっていいかな?俺のちょっと特殊でさ!」

奈「はい!」

かかった。
大地とふたりで考えた作戦。連絡先を聞くふりをして例の写真を俺の携帯へうつす。

うまくいくかわからなかったけど、うまくいきそうだ

奈「特殊ってどんな感じにですか?」

菅「んー、ちょっと時間かかるし色々ややこしいんだ」

奈「そうなんですかぁ、大変ですね」

菅「まあ、もう結構慣れてきたけどな」

よし、これだ。これをメールに貼って送信っと

あとは削除して削除履歴にだけ残しておけば大丈夫

菅「はい!なにかあったら連絡してな!」

勿論ちゃんと連絡先も入れて置いた

本当に俺に電話しようとしてきたら、気付かれるかもしれない

奈「はぁい!」

菅「じゃ、俺もう行くな!大地ー!練習始まるのもう少し遅くなるみたいだぞー!」

そしてうまく姫崎さんを撒く

澤「……出来たか?」

菅「バッチリ。」

澤「………さっき色々言ったが、また夜になにかしてくるかもしれない。赤崎さんを1人にしない方がいいな」

菅「うん、清水に言っておく、風呂も一緒に入るようにって」

澤「あぁ」

あと数日、あと数日で最終日。
きっと最終日は、もっと凄いことを仕掛けてくる。
その時が、本番だ

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作者名:魅希 | 作成日時:2018年7月10日 9時

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