救って 15 ページ16
谷「お、落ち着きました…それで…協力、とは?」
『………私ね、他校の幼馴染にバレー部のマネージャーをしてくれって頼まれて、最初は嫌だったんだけど…改めて見学でプレーを見ていたら…みんなのやる気と…綺麗なフォームに…見惚れちゃったんです。その時初めて、マネージャーという形でこの人たちを支えていきたい、そう思った。』
でも、でも____あの子が来てから、それが変わってしまった
『今は前の明るかった部がなくて…、みんなくらい…。私は前のバレー部を取り戻したい…、国見くんや及川さん目当てで入ったバレーのことなんかなんとも思ってない女に…、この部を変えられたくないの!だから!2人には、証拠集めを手伝って欲しいんです』
潔「証拠集め?」
『写真や音声。それを取れば、証拠になるでしょう?』
潔「………うん、勿論協力する。そんなに部のことを思ってるAに、感動した」
谷「勿論私も協力します!Aさんが言うように、そんなやつに部を変えられるなんて私も耐えられません!」
ガチャッ
?「それなら俺達も協力する」
『え…?あなたたちはたしか…』
潔「澤村!菅原!」
澤「よっ!」
菅「話は聞かせてもらったべ〜、あ、安心してな、俺たち以外は誰もいないから」
澤「実は俺たち、この前みたんだ。あの姫崎ってマネージャーが写真で赤崎さんのことを脅してたの」
『えっ、な、なんで…』
澤「顧問に頼まれたんだ。今度の合宿の資料、渡してきてくれって。そしたら体育館から話し声が聞こえたから、つい、な」
菅「だからこの1日の間、様子見させてもらったんだが、やっぱりそういう事だったんだな。1人で辛かったろ?これからは俺達がいるからな」
『っ…!ありがとうございます…!』
あぁ、なんて優しい人達だろう。
私は……烏野に行った方が幸せだったのかもしれない…。
でも、今まで青城のみんなを見てきたから、離れたくない。
決めたんだ、この合宿中に部を取り戻すって
『皆さん、よろしくお願いします!』
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作者名:魅希 | 作成日時:2018年7月10日 9時