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救って 1 ページ2

監「赤崎に聞いてると思うが、今日、新しいマネージャーが入る。姫崎奈緒くんだ」

奈「ひ、姫崎奈緒です!バレーの経験はないですけど、頑張りますっ!」

監「何かわからなかったら赤崎に聞くといい」

奈「はいっ!よろしくお願いします!」

体育館の中に、ぱちぱちと拍手が鳴り響く。

ここは青葉城西高校体育館。

今はバレー部で使っている。

っとまぁこんな説明はいいとして!

後輩ちゃんかぁ、仲良くできるといいな

『えっと、じゃあ姫崎さん、さっきもお互いに自己紹介したからいいとして…とりあえずドリンク作りに行こっか?』

奈「はい!」

私は姫崎さんに声をかけて、スポドリを作りに行く

奈「先輩って去年もマネージャーしていたんですか?」

『ううん、私、前までは美術部だったんだけど、他校の幼馴染にマネージャーに入ってくれって頼まれちゃってね…』

奈「他校?なんでですか?」

『わからない…何度か聞いたんだけど教えてくれなくて…』

奈「ふぅん…と、すると、先輩は唯一のバレー部のマネージャーというわけですね?」

『たまに手伝いに来てくれる先輩がいるけど、正式には私だけかな…。まあ姫崎さんが来てくれたから2人になってすごい助かるけどね』

奈「………先輩。私仕事しないので、先輩1人だけでやってくださいねっ((ニコッ」

『……………え?』

おぉん?聞き間違い?聞き間違いかねこれ??

『な、なんで?マネージャーだし一緒に…』

奈「私、肌荒れるの嫌なんで」

『お、及川先輩に言うよ…?』

奈「ふふっ」

そう笑うと彼女は自分の手で自分の頬を叩いた

奈「きゃぁぁぁ!!」

『!?、ちょ、何して…』

えっ、何がしたいん?まじで

及「何何?どしたの?」

『あ、及川先輩…彼女が急に「先輩っ!A先輩が私の頬を叩いたんです!」え…?』

岩「どういうことだ!?」

「どうもこうもないです!A先輩が急に…"バレー部のみんなにちやほやされるのは私だけで十分なの!消えて!"って!」

及「本当、なの…?」

『違う…私そんなこと言ってない!そもそも彼女が急に「私が嘘をついたって言うんですか!?」

あ〜〜〜〜〜〜面倒くさいわこの子…あれでしょ、ヒロインは私よ!みたいな子でしょ

関わりたくねぇ…

及「Aちゃん謝って」

『やってないのになんで謝らなきゃいけないんですか!』

岩「ならなんで姫崎はこんなに泣いてんだ?」

『そんなの嘘泣きで「Aちゃん!」っ…ごめんなさい…』

あぁ…今彼女がにや、と笑ったのが見えた




?「…………」

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作者名:魅希 | 作成日時:2018年7月10日 9時

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