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しゅーりょー ページ30

好き放題に暴れる成人男性4人。
片付けたはずのリビングはあっという間に散らかっていった。

「.....私片付けませんからね」
「これはセンラが責任もってアイツらにやらせます」

もう本来の目的すら忘れているようで、楽しそうにチャンバラごっこをする様子をぽけーっと見ていると、

「Aちゃん、もうこんな時間だけど大丈夫なん?」

と腕時計を見せながら聞いてきた。
針が指す時間は11時。
もちろん夜のだ。

「さすがにもう帰らないと。明日も仕事ですし...あ、これって残業代つくんですかね?」
「.....うらたんに交渉させましょ」
「やった!...で、どうやって終わらせます?」

するとセンラさんは私の背後にまわり、耳を塞いだ。
何をするのだろうと思っていると、すぅっ...とセンラさんが大きく息を吸い込んだのが分かった。

「お前らええ加減にせぇぇぇぇぇ!!!!」

耳を塞がれていても分かるほどのボリュームで放たれた声は、4人を止めるには効果抜群だった。

「センラうるせええええ!!」
「ちょ、センラさん声でかすぎ!」
「耳変になるー!」
「.....僕、耳キーンってしてる」

文句を言う4人を無視して、いつの間にか持っていた丸めた新聞紙で次々と頭を叩いていく。

「ええ大人がはしゃぎすぎや!何時やと思てんねん!Aちゃんもう帰るで」

センラさんの言葉にまふまふさんがすごい勢いで近付いてきた。

「Aちゃん!連絡先!」
「あ、はい。いいですよ」

今度はすんなりとスマホを出し、まふまふさんと連絡先を交換した。
後ろで「おい、決着ついてねーぞー」と言っているが無視だ無視。

「じゃあ今度遊ぼうね」

とにこやかに言われ、「炎上...」と思いつつもつい「はい」と答えてしまった。


(Aと遊ぶには俺達を倒してからでないと...)
(うらたん、もうええっちゅうねん)
(いって!強く叩きすぎだぞセンラ!)

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まろまゆこ(プロフ) - ふらわぁさん» ありがとうございます!嬉しいですヽ(*´∀`)ノ (2019年4月5日 20時) (レス) id: 67560b2a77 (このIDを非表示/違反報告)
ふらわぁ(プロフ) - めっちゃ面白いですね!歌い手好きから見るともうたまりません!!(*´ω`*) (2019年4月5日 19時) (レス) id: c190ba3ed4 (このIDを非表示/違反報告)
まろまゆこ(プロフ) - くろすけ。さん» ありがとうございます!嬉しいです(*´∀`*)頑張ります! (2019年4月5日 10時) (レス) id: 67560b2a77 (このIDを非表示/違反報告)
くろすけ。 - ちょ、夢主ちゃん可愛すぎですか!めっちゃくそおもろいですよ!これからも更新ふぁいとぉいっぱつですよ! (2019年4月5日 9時) (レス) id: 3c51fdbe70 (このIDを非表示/違反報告)
まろまゆこ(プロフ) - じゅうさん» コメントありがとうございます!頑張ります(*´ェ`*) (2019年4月4日 11時) (レス) id: 67560b2a77 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まろまゆこ | 作成日時:2019年3月31日 9時

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