四十六輪目 ページ4
敦side
「いってらっしゃい。A姉さんに会いたいって言っといて」
「うん、分かったよ。行ってきます」
社員寮のドアをゆっくり閉め、階段を下りていく
今日は待ちに待った、Aちゃんと遊園地に遊びに行く日だ
Aちゃん、どんな反応するかな?
『久々に会えて嬉しい!』って言うかな?喜んでくれるかな?
前にお揃いで買った四つ葉のクローバーのキーホルダーを見ながら想像する
Aちゃんと初めて会った橋の上で、何処かで……というか毎日聞いている声がした
「おやおや敦くんじゃないか!今からデートかい?」
振り向いてみれば、川を流れていただろうびしょ濡れの太宰さんが立っていた
「はい!ついて来たりしないで下さいよ?」
「分かっているよ。じゃあ、二人で楽しんでくるんだよ〜!」
そう言って、妙にあっさりと手をひらひらと振りながら仕事(?)に行った
あれ?何時もだったら『じゃあ、私も一緒についていこうかな?』とか言うのに
そんな疑問を持ったけど、まぁいっかとすぐに忘れて移動した
「『君たちに何かが起こってしまう』前にね」
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太宰さんの意味深発言?
一体どんな意味なのでしょうか?
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かなう(プロフ) - コメントありがとうございます。完結させてから随分経っているのにも関わらずにこうして味わって読んでくださってとても嬉しいかぎりです。これからも砂漠のうさぎさんのように思ってもらえるような作品を書くために精進したいと思います。 (2019年12月12日 22時) (レス) id: ecc405bdc3 (このIDを非表示/違反報告)
砂漠のうさぎ(プロフ) - また、読み進めるごとに作者さまの表現力も上がっていて、より世界観に浸ることができました。素敵な作品をありがとうございました。長文、乱文失礼しました。 (2019年12月8日 22時) (レス) id: ad3e66ea3f (このIDを非表示/違反報告)
砂漠のうさぎ(プロフ) - 完結からかなり経った作品のようでしたが読ませて頂きました。花言葉をモチーフにしたお話はベタではありますが、聞き慣れないダイヤモンドリリーという花を選んだ着眼点が好きです。お話の雰囲気も切なすぎず甘すぎずで、丁度良い温度で進む物語だなと感じました (2019年12月8日 22時) (レス) id: ad3e66ea3f (このIDを非表示/違反報告)
紅茶(プロフ) - かなうさん» そうですね(*´ー`*)調べてみたいと思います笑 (2018年9月23日 23時) (レス) id: 3a874cc5aa (このIDを非表示/違反報告)
かなう(プロフ) - 紅茶さん» それと、紅茶さんや紅茶さんの大切な人の誕生日花を調べてみたりとか、花言葉と触れ合ってみるのも新しい魅力を感じられるのではないでしょうか。 (2018年9月23日 22時) (レス) id: ecc405bdc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かなう | 作成日時:2018年2月9日 21時