六十六輪目 ページ25
敦side
日記を最後のページまで読み終わった
もう泣かないって決めてたのにどうしようもなく涙は流れる
僕だってこれから先もずっとAちゃんと一緒に居たかった
もっと何気ない話とかお互いの仕事の話とかもしたかった
その時病室のドアがゆっくりと開いた
「彼氏さん…」
看護婦の草月さんだった
僕は慌てて涙を拭って振り向く
「ごめんさい、気を使わせてばかりで」
「いえ…彼氏さんにこれを」
草月さんは後ろに隠していたビニール袋を差し出した
「ここの病室宛に届いていて…もしかしたら花咲さんから彼氏さんにじゃないかと」
受け取って袋から中身を取りだす
そこには…
「花束…？」
綺麗なピンク色をした花だけが束ねられた花束が入っていた
この花の名前は…
「��ダイヤモンドリリー��」
あの日、フラワーパークで花言葉を聞かれた花だ
「草月さん！この花の��花言葉"ってなんですか！」
もしかしたらっ！
Aちゃんはこうなることを予想してメッセージを！
草月さんは少し考えこんだ後、泣きだしそうな表情をして言った
「ダイヤモンドリリーの花言葉は」
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かなう(プロフ) - コメントありがとうございます。完結させてから随分経っているのにも関わらずにこうして味わって読んでくださってとても嬉しいかぎりです。これからも砂漠のうさぎさんのように思ってもらえるような作品を書くために精進したいと思います。 (2019年12月12日 22時) (
レス) id: ecc405bdc3 (このIDを非表示/違反報告)
砂漠のうさぎ(プロフ) - また、読み進めるごとに作者さまの表現力も上がっていて、より世界観に浸ることができました。素敵な作品をありがとうございました。長文、乱文失礼しました。 (2019年12月8日 22時) (レス) id: ad3e66ea3f (このIDを非表示/違反報告)
砂漠のうさぎ(プロフ) - 完結からかなり経った作品のようでしたが読ませて頂きました。花言葉をモチーフにしたお話はベタではありますが、聞き慣れないダイヤモンドリリーという花を選んだ着眼点が好きです。お話の雰囲気も切なすぎず甘すぎずで、丁度良い温度で進む物語だなと感じました (2019年12月8日 22時) (レス) id: ad3e66ea3f (このIDを非表示/違反報告)
紅茶(プロフ) - かなうさん» そうですね(*´ｰ`*)調べてみたいと思います笑 (2018年9月23日 23時) (レス) id: 3a874cc5aa (このIDを非表示/違反報告)
かなう(プロフ) - 紅茶さん» それと、紅茶さんや紅茶さんの大切な人の誕生日花を調べてみたりとか、花言葉と触れ合ってみるのも新しい魅力を感じられるのではないでしょうか。 (2018年9月23日 22時) (レス) id: ecc405bdc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かなう | 作成日時：2018年2月9日 21時
