グリムメイカー【浦島坂田船】

Halloweennight４ ページ4

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「志麻です。よろしく」

そう言いながらじろじろと私の体を見る紫髪の男性。

『なんですか、』
「ん。合格だわ。」
うらた「やめろ志麻くん。こいつ変な性癖あってな。ごめん。」
『いえ。全然。』

性癖かよ。私当てはまるのかい。

「おれはさかたー！よろしくねおねえさん♪」

１人だけ桁違いの元気さを持って挨拶をしてきたこの男性だけ違うオーラを放っている。
天使かな。

でもまてよ、ここは何なんだ。

うらた「ここは豪華客船・浦島坂田船。」

私の考えてることを読み取ったかのように口を開き説明しだす。
豪華客船って自分で言っちゃうんだ。
でもまあその通りすごく豪華だ。

どのくらいの広さがあるのか把握できないほどの大広間にここまで歩いてきた廊下がとても長かった。

志麻「この船はな。ハロウィンの日にしか出航できないんよ。」
坂田「毎年こうやって人間界に船をとめて乗り込んできた人が今年の身代わり、ね。」
『み、がわり、？』

身代わりってなんだろう。

センラ「詳しい説明は後でします。まァ今は宴を楽しんでください。」

その言葉に甘え宴を楽しんだ。


船が出航してるとも知らず。

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