きっかけは些細で。さん。【国見英】 (ページ14)

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ひゃくじゅうに。ページ14

『どうしましょう角名さん。

もうこの手洗えないです』

｢俺もハイタッチしてあげよっか？｣

と言って両手を出してくる角名さん。

『え、絶ッ対嫌です！！！』

｢遠慮しなくてもいいんだよ｣

『遠慮とかじゃないです！！』

｢ほらほら～｣

『嫌です！やめてくださいー！』

逃げ場、、逃げ場、、

あ、！

『き、北さん、！！』

｢ん？なんや由井さんか。

どないしたん？｣

『助けてください！角名さんが！！』

｢角名がなんかしたん？｣

私が北さんの後ろに隠れると角名さんは追いかけるのをやめる。
心做しか背筋が伸びているような。。

｢角名｣

｢は、はい｣

｢由井さんいじめたらあかんよ？｣

｢う、、はい、｣

恐るべし北さん。
あの角名さんをひと言で、、。

『すご。』

そして私は角名さんを勝ち誇った顔で見ると少し悔しそうな顔でこっちを見ていた。

と言ってもあまり表情筋働いてないから悔しそうに見えるってだけ。←失礼。

『助かりました北さん。ありがとうございます！』

｢大したことしてへんよ。

角名がすまんなぁ｣

『いえいえ、！！』

こっちこそ全然大したことじゃなかったような。。

｢青城の応援せんの？｣

『あ、します！！

角名さん！戻りましょ！』

と、私が言うと驚いた表情の角名さん。
北さんも。

｢角名とおってええんか？｣

『角名さんには青城の強さを知ってもらうことになってるので！！』

｢ほうか。

角名。｣

｢はい、｣

｢ほどほどにな｣

｢はい｣

『では北さんまた！』

｢ほなな｣

ほなな。ってかわい

.
.

『もうちょっと近く行きましょう！』

｢あ、うん｣

『仁花ちゃーん！』

｢あ、Aちゃん！｣

私と角名さんは青城ベンチの横まで来た。

『どう？青城は』

｢みなさんとても優しいです、！｣

ほんとか、？？

『徹さんしつこかったでしょ？ごめんねぇ』←

｢や、！ダイジョウブ、。｣

だいじょばんでしょそれ。。

『申し訳ない、。

ここで見てていいかな？』

｢うん！｣

『ありがとー！』

.
.

｢ねぇ｣

『？はい』

｢俺といて良かったの？｣

『なんでです？？』

｢またハイタッチしようとするかもよ？｣

『え゛、北さんに言われて懲りてないんですか！？』

もしや強メンタル！？

｢いや、まあしないけど。｣

『なら大丈夫です！

角名さんには国見くんのかっこよさ全部知ってもらう予定なので！』

｢ふーん｣