第8話 ページ10
芥川先輩は私がくる以前に受けたであろう傷と異能力の使いすぎによる肉体的疲労、 精神的疲労で動けない。
冬華「先輩、後は任せて……生き残ってるマフィアの方を探して。」
芥川「……すまない。」
ジイド「いいのか?女。」
冬華「いいのですよ。それに私は織田冬華って言う名前があるのよ。」
ジイド「冬華……いい名前だな。」
冬華「そう、ありがとう。」
私たちはしばらく無言のまま互いの銃口を向けていた。
ジイド「……そろそろ頃合いか。」
そう言ってお互いに発砲した。
お互いの銃弾を避ける。
中々動けてるな、私。
冬華「しっかし、貴方私のお兄ちゃんと同じくらいの強さね。」
ジイド「そうか、一度手合わせ願いたいな。」
冬華「そう、兄も喜ぶでしょうね。」
ジイド「そうか。」
こんな軽いおしゃべりをしている時も撃ち合いをする。
冬華「いっ………。」
腕か…仕方ない。
左腕だから問題はない。すごく痛い
私は左側を庇いながら銃を彼の眉間に向けた。
ーーー
織田「あいつら、時間かかりすぎではないか?」
2人は今例の建物の前に来ている。
ここには沢山の死体。
どんなに待っても妹は出てこない。
太宰「もうこれは…中に入ろう!寒いし!」
織田「そうだな。」
俺たちは死体を超えて妹を探した。
途中で芥川くんにあった。
分担し生き残りを探し手当をしていた。
太宰「私も芥川の方を手伝うよ。……こちらも少しきになるし。」
この死体について気になっていた。
どう考えても芥川みたいに酷くもない。だからといって銃で撃たれた形跡もない。しかしこれは外の兵士であって中にいた兵士の大半は銃撃戦の末亡くなっている。
マフィアの構成員たちは銃撃戦で亡くなっていた。ほぼ全員だ。
これは不可解だ。甘く見るのなら、織田作の妹が異能力者でそれを隠していた。
なんて考え方も出来る。
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作者名:黄泉 | 作成日時:2018年7月21日 20時