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「提案って言うのはね??




君、僕達と一緒にさ、




“追われる役”




やらない??」






頭の中が真っ白になった。






こいつは何を言っている??






脳が情報をきちんと整理してくれない。



理解しようとしない。



...冷静になれ。



平然を装うとするも、私の口から発せられた声は情けなかった



『どういう、こと…』



「だーかーらー、


僕達の仲間に、


マフィアになってみない??っていう


提・案!!!


どう〜??」



『...り、ゆうを...


理由を教えて』



「理由??


詳しいことは今はまだ話せないな。


君が混乱してしまうだろうから。


簡単に云えば、僕が君のことが欲しいってだけ。


ただ、確かなことを言うとすれば、


君は今までもそうだったように


これから先も、






マフィアを捕まえることは、



できない。」



彼を照らす月によって、彼の顔に影ができ、


どんな表情をしているのかわからない。



『.....なぜですか』



「君は優しすぎるんだ...


誰かを捕まえて殺 そうだなんて


君にはできない。


薄々自分でも気づいてたんじゃない??


だから、


情報収集とか、武器集めとか、


そういったサポート業をしてほしいんだ。


...悪い話じゃないでしょ??」



『...たしかに私は、銃で誰かを撃ったり


捕まえることは、得意じゃない...


でも、マフィアを追い続けるのにはちゃんと理由が______』



「知ってるよ。


...でも君はその件について少し勘違いをしている。


あ、じゃあ僕らお得意の意地悪しちゃうけど、



...君が僕達の方に来てくれるんなら教えようかな!



僕らだって単なるお遊びでマフィアをやってるんじゃない


ってことは君も知ってるでしょ??


次会うときまでに、検討しといてねっ!!」



『...ちょ、とまっ』



顔を上げると間合いを詰めてきた彼がすぐ隣にいた



「僕の名前は“天月”


よろしくね____」



(チュ






彼は耳元で自身の名前を呟いたあと、



私の頬にキスをして



どこかへ舞って行ってしまった_______









.









.









私の心が、揺らり揺らり



複雑な気分に墜ちていった

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GAIRU(プロフ) - makiさん» 一年越しのコメント返信になってしまいました…ご指摘、感想ありがとうございます…!とっても嬉しいです(泣) (2020年4月19日 14時) (レス) id: 11eff8c56b (このIDを非表示/違反報告)
maki(プロフ) - 突然の指摘と突然のコメント失礼致しました! (2019年4月1日 21時) (レス) id: db7ab848e3 (このIDを非表示/違反報告)
maki(プロフ) - 初コメ失礼致します!あの、Luzじゃなくて、luzだと思います…小説用で変えていらしたら申し訳ありません…少し気になりましたので、、この小説個人的にすごく好きです!(( これからも頑張ってください!応援してます! (2019年4月1日 21時) (レス) id: db7ab848e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:GAIRU | 作成日時:2017年11月27日 17時

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