愛されちゃってくださいな/男主/歌い手/BL

遅刻 ページ13

youside

なんとか二時前には着くことができた…。
今からここにきてくれるらしいんだけど…もしかして、あれ？？

俺の目線の先には花でも背負ってるのかなってくらいイケメンオーラでまくりの四人組。
そらまふのときもそうだったけど、俺のほうは何回もツイッターで雰囲気とかを見て知ってるからあの人かなっていうのは大体わかる。
でもさすがに違う人だったらまずいから確認してみる。

Aもしかして白Tにジャケットの人がうらたぬきさんですか?後ろにいる帽子の人が志麻さん?

うらたぬきあ、そうです!そうです!あめさんはどんな格好ですか?

あ、じゃあやっぱりあの四人なんだ。
なんか食い入るようにうらたぬきさんのスマホらしき画面を四人で見つめてるんだけど…笑

今声掛けたら面白そうだな
俺は画面を見つめて動かない四人に近づいていく。

一番背の高い人の背中に向かって声をかけてみた。

『あの、センラさんですか…？』

センラside

？？？「あの、センラさんですか…？」

聞き覚えのある声、俺らの大好きな人の声。

俺が後ろを振り返ると、そこにいたのはうらたんよりも背の低い小さな男の子(？)
なんで(？)なんかっていうと、あまりにも可愛らしい見た目をしていたから、女の子にも見えてしまって…

でも声は確実に彼だった。俺が聞き間違えるはずがない。

『あめ、さん？？』

そういうと彼は安心したように一息ついてから

A「初めまして。あめといいます。本名はAっていうのでそっちで呼んでもらって大丈夫です。」

前に放送で顔に出にくいって言ってたのはほんまなんやなぁ。
俺ら以外が見たら機嫌悪いんかなって思ってしまいそうやもん。

『あ、俺センラです。本名は千羅。』

う「初めまして！俺うらたぬきです。本名は渉って言います。」

し「志麻です。本名も志麻です。よろしく」

さ「となりの坂田の坂田です！！悠っていうから気軽に呼んでなー！」

するとうらたんが前に出てきた。
手に紙袋を持ってるんやけど、まさか…

う「あの、Aさんが好きかわからないんだけど、プレゼントです。俺個人からのね！よかったら使ってください」

そう言ってうらたんは紙袋をAさんに手渡した。

こいつやりおった！！抜け駆けやんけ！せっこ！！！

さ「え！？うらさんだけずるいー！！俺もAくんになんか上げたい！！！」

し「抜け駆けはあかんよ、うらさん？」

『そんなせこい奴と思ってなかった！』

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