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0日目42 ページ43

そして最後に妖狐陣営の妖狐ですが、人数は一人、前述した通り人狼に襲撃はされませんが占い師に占われたら呪殺されます。また、昼に処刑することも可能です。
それぞれの陣営の勝利条件になりますが、まず、村人陣営は処刑を用いて村から人狼と妖狐を全滅させれば勝利です。
人狼陣営は人狼と村人の数が同じになる、もしくは人狼の方が人数が多くなれば勝利です。この際、狂人は村人側としてカウントされます。
妖狐陣営は最後まで生き残れば勝利です。
 また、投票のやり方ですが先程法廷にあった台のようなものがタッチパネル式になっているようで、そこから各自投票できるようです。投票システムは当然投票する相手を指定することが可能ですが、それ以外にもランダムで投票することもできるそうです。ただし、誰がランダム投票をして指定投票をしたのかは投票した本人にしかわからない仕組みになっています」
 話し終えた国見が机に座って聞いていた面々を見れば、全体的に理解できた者、まだ噛み砕ききれていない部分がある者半々であった。もし余裕があるなら各役職のセオリーについても教授しようかと四人で話し合っていたがこれでは難しそうだと判断した。後ろの書記はちゃんと追いつけているかとホワイトボードを見れば、孤爪に再度口頭で説明されながら黒尾がわかりやすくまとめを書いていっている。上の方まで届かないなんて身長でもないのにどうしてわざわざ先輩に書かせるのか、国見は疑問に思った。
「こうしてみると、なかなか複雑だな……」
「本来はそういう推理を楽しむためのゲームっすからね、なんなら自分の陣営が勝つことが軸なので、例えば普通の村人が役職持ちが吊られないように自ら村人を名乗って処刑されることもありますし。本来のゲームとは色々根本的に違うんですよね」
 ろくにセオリー通りに進められやしない、と角名がボヤけばその言葉に先輩の北が反応を見せる。
「角名は人狼ゲームやったことあるんか?」
「はい、さっき話したんですけどここ四人全員やったことありますよ、そこまで上級者ってわけでもないですけど」
「おお!すげー頼もしいな!」
 難しい話に頭を分かりやすくショートさせていた木兎だったが、途中で諦めたのか無意識に乗ってしまったのか角名のその言葉に目を輝かせる。一方で着たも感心したようにへえ、と頷いた。

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星を廻せ - 中の人です。表紙作りました。人選は完全に我の趣味です。本編などには何も関係ない趣味の人選です。 (2023年3月24日 4時) (レス) id: 853819a2bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星を廻せ | 作成日時:2023年3月19日 7時

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