Kissが五つ ページ6
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A「 100文字以内で簡潔に言いやがれ。」
太宰「 上目の前でそんな態度かい?やれやれ、君の上司が見てみたいものだよ?あっ、見ても帽子しか見えないや。」
A「 で?本題は?」
太宰「 ん?私は敦くんの救出に来ただけなのだよ。君達が血なまこに探してる70億の人虎を…ね?」
A「 そこで伸びてる彼が噂の人虎君か。おーい起きろォー。」
敦「 ……うう、 」
太宰「 全く…君は変わらないね。良いのかい?芥川君を連れて行かなくて?君のミニマム上司に怒られてしまうよ?」
A「大丈夫です。私が死ぬときは貴方も道連れですから(ニッコリ) 龍之介起きろぉー。」
太宰「サラッと酷いこと言わなかったかい?それに、苦労しなくても君にはとても便利な異能力があるだろ?」
A「 ……簡単に言わないでくださいよ。結構勇気いるんですからね?先輩は可憐な乙女にそんな事させるんですかぁ?」
太宰「 自分で可憐な乙女って言ってる時点で可笑しいと思うけど。それに昔なんてしょっちゅ……((「うわああ!!はい!分かったから!!」 ……現実逃避のつもりかい?」
A「 兎に角!やるしか無いって事ですよね!? ……龍之介、御免な。((チュッ 異能力[羅生門]!」
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A「 嗚呼…この羅生門で殺りたい位ですが、貴方の異能力だと皆無デスネ〜。絶対殺ってやるぅぅぅー!」
太宰「 それはそれは……君に殺されるのは本望だけど...楽しみに待っているとしよう。では、また…ね?」
A「 あっ!逃げんな!くっそぉ〜!逃げ足の早い奴…… おーい、龍之介。生きてるかい?」
芥川「 ……ありがとうございます。自分で歩ける故……ゲホゲホ。」
A「 ほら、手貸すから樋口ちゃん起こしてあげて?」
芥川「 それより良いのですか?人虎を逃がして。それにあの人まで....」
A「 いーの。それより大事な部下が倒れてちゃ、そんなのどーでもいいのよ。ほれ、さっさと立たんかい!」
嗚呼、つくづく嫌な日だ。
………あれ?これって中也さんに怒られるパティーンちゃう?
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作者名:律花 | 作成日時:2017年9月23日 16時