２８話 ページ30
角名「帰り危ないから送ってくよ」
A「え？！いいよいいよ
わざわざ悪いから」
角名「いやいや、取り返しの
つかないことになる方が嫌だし
女子のことこんな夜遅くに
一人でとか返せないし」
「ほら、いこ」
A「なんかホンとにごめ……」
角名「あーちがうちがう」
「こういうときはありがとう
っていっとけばいいの」
A「！」
「ありがとう、倫太郎くん」
角名「あははっ素直すぎ笑」
A「倫太郎くんが言ったんでしょ」
角名「そうだけど…笑」
全く、東京にいたころから
変わらないな倫太郎くんは
さて、何て言って謝ろう
『音嶺！！』
A「？」
「！あっ、侑さん…」
「えっと、その」
角名「大丈夫だから」
A「っ………」
「本当にすみませんでした
大事な一本をアウトにさせてしまった
…本当に本当にごめんなさい」
こんなんじゃ許してもらえないかな
やっぱり土下座しよう
A「誠に申し訳ありませんでしたｯｯ」
侑「ちょっ、何しとん？！」
「スカート汚れるやんか
はよ顔上げてぇな」
A「…怒ってます、よね」
「私がもっとちゃんとしてれば
よかったんです
本当にごめんなさい」
侑「………あんなぁ、音嶺」
「謝るときは人の顔みて
謝るもんやで？
それに女子に土下座とかさせたないねん」
A「ほっ、」
「本当にすみませんでしたっ！！」
侑「おん、それでええんや
おりこうさんやな」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
A(あ、頭ポンポンされた)
侑「別によかったんやで？
そんなに気にしてくれたん」
A「だって
何事でもたかが一点されど一点って
いいますし、物凄く大罪をおかした
気分で…」
侑「大罪ってwww」
「ホンマええこやな、音嶺は」
A「！」
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作者名：ぽてとふらい | 作成日時：2018年9月17日 22時
