逆ハーとか全く求めてないのでひとまず離れてください【歌い手】

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そんなこんなで文化祭まであっという間に過ぎた


当日の私といえば


『はぁ、はぁ、はぁ、、』




ただいま絶賛逃走中




「A先輩ー」



『うわっ、もう来た』


はじめの方は接客をしていたが、謎にできていたファングループに押し寄せされ、耐えられなくなり脱走したのだ



後で、委員長怒るだろうな…



って、やば、そろそろライブの時間も迫ってんじゃん


こっちの裏道使おう


「ねぇ、先輩いた？」

「いないー」

「てかもうすぐライブじゃない？」

「じゃあそっち行った方が会えんじゃん！」


よし、バレずに行けたね



……………

『祐里！待たせてごめんっ』


「なんとなく理由わかるからいいけど、、委員長めっちゃ怒ってたよ」


『だよなぁ』


「まぁ、その分明日取り返してくれたらチャラだって」


『頑張ります……』


「じゃあ次だし、行くよ」


『オッケー』



………………

祐里と共にステージへ上がる


「先輩ーー」

「祐里さーーーん！」

「A先ぱーーーい！！」


あちらこちらからの歓声の中


私たちはギターを奏ではじめた



三曲無事に歌い終わり、逃走中後のライブに疲れ果て足元を見ながら裏に戻る


すると、ちょうど次のグループとすれ違った



次、次、、、あれ？次ってどこだっけ？




『祐里〜、次ってどこのグループ？』


「あー、次は…」



祐里が言いかけたところで演奏が始まった





聞こえてきたのは





スタジオで聞いた高音の持ち主の声だった

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