たくさん甘やかして【🍎🍥🐏】 (ページ15)

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りょうり　mychan ページ15

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『あれめいちゃん今日夜ご飯私じゃなかったっけ？』
「んー？一緒に作ろかなーって！」
『ほんと！？やったぁうれしい』

買い物から帰ってきてご飯作るかーと意気込んでいると台所に立って包丁やまな板を準備しているめいちゃんに驚く。
いつもは日替わりで夜ご飯を担当しているだが、めいちゃんと一緒に作れるとは思わず弾む気持ちで私も台所に向かう。

『めいちゃんのご飯大好き毎日食べたいくらい』
「なぁにめんどくさいから毎日作ってって言ってるもしかして！？」
『ちがう！もうせっかく褒めたのに〜』
「ごめんごめんでも俺はAのご飯大好きだからさー」

めいちゃんは自分でそう言って恥ずかしくなったのか冷蔵庫を開けに行った。チラッと見ると彼の耳は赤かった。

それから二人で楽しく料理をした。包丁なんていつも使ってるのに「切るのは俺がやる！」と言って材料を全部切ってくれた。

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「これで最後？」
『うん！ありがと〜』
「…できた！まじでうまそ〜〜！！」

最後にめいちゃんがお皿に盛り付けてくれて完成。二人で目を合わせてお互いニコニコと笑い合う。「早く食べよ！」とめいちゃんが嬉しそうに椅子に座る。私も向かいの椅子に座って二人でいただきますと挨拶をした。

「うま！！」
『…っおいしい〜〜』

お互いが美味しいと指さしたのはお互いが作ったもので思わず笑ってしまった。…でも本当にめいちゃんが作ったものは美味しい。ご飯も幸せも噛み締めているとめいちゃんの手が止まっていることに気づいて顔を上げる。するとすごく愛おしそうな顔で私のことを見ていて、自分の体温が少し上がったのがわかった。

『ど、どうしたの？』
「んー？Aほんっっとに美味しそうに食うなーって思って」
『食べにくいからあんまり見ないでよ、もう』
「ごめんごめん」

恥ずかしさに下を向いてまたご飯を口に運ぶ。めいちゃんは謝っておきながらさっきと状態は変わってない。『冷めるよ？』と催促してみたが即答で「大丈夫」と言われてしまった。
私も気にし過ぎたらよくないと思いパクパクとご飯に集中する。めいちゃんも長い間私のことを見ていたが途中で満足したのか私と同じようにご飯を食べ始めた。

『…ごちそうさま！』
「ごちそうさまーー！」
　

私がそうお皿を洗い場に持っていくとめいちゃんは「俺が洗うからAは休んでて！」と背中を押されリビングに戻された。

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