たくさん甘やかして【🍎🍥🐏】 (ページ13)

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かれしゃつ　mychan ページ13

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「Aそろそろ起きな夜寝れなくなるよ〜？」
『あっ』
「え？」

Aがお昼寝している姿を見てから2時間。防音室に入ってずっと作業していたのだが一段落したのでAを起こしに来た。
Aは普通に起きていた。下着が見える状態で俺の服に腕を通している瞬間にパチリと目が合いAは焦ったように急いでその服を着た。

「…な、なにしてんの？」
『いやちがうめいちゃん、これはねあのほんとに』

わかりやすく狼狽える姿に思わず爆笑してしまうと、Aは顔を赤くして下を向いてしまった。俺の大きい服を着てうつむいてる姿は彼氏としてはクるものがある。

「もー、ほんとなにしてんの、かわいいことしちゃって」
『いやほんとに出来心なの、起きたら近くに服あったからちょっと着ちゃおっかな〜って』

言い訳をするように喋り倒すAをまぁまぁと宥めながらぎゅ〜っと抱きついた。Aは喋れば喋るほど恥ずかしくなってしまったのか大人しくなってしまった。

「ちなみにどーですか！着心地は！」
『…めいちゃんの匂いして幸せです…』

ただでさえ見た目も可愛いのに口にした言葉も可愛いのは反則だ。「A」と呼んで上を向いた彼女に優しくキスをすると彼女はすごく幸せそうに笑った。

『めいちゃんも私の服着てみれば？かのシャツ的な』といってきたので「Aの服破ってもいいならいいけど」と答えると勘弁してください、と両手を合わせた。

「あー、そういえばこの状況あの言葉使えそう！なんだっけあれ！」
『うん？なんだなんだ』
「すえ、すえ、なんとか男のー、うわーなんだっけ！！」

俺がそう覚えてる言葉だけいうと彼女はビクッとなった。すると俺の腕の中から逃げようとしたのでとりあえず腕の力を強くする。するとAは『めいちゃん苦しい』と俺の胸をポカポカ叩いてきたが無視しといた。

「てかA気付いてるでしょ！俺の言いたいこと！まじで！」
『わかんなーい』
「ねえ！ほら、言いなさい。」
『………据え膳食わぬは男の恥でしょ？』
「そうそれ！」

てことでAちゃん、とAの方を見るとプイッと顔を背かされてしまった。悲しい。
すると彼女は『お風呂！！』と言って俺の腕の中からスルリといなくなってしまった。

「お風呂上がったらいいってことー？」
『ちがう！ばか！』

その赤い顔はOKという意味だろう。早くお風呂上がらないかなとニマニマしてしまう口角を抑えてソファに座った。

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