6月4日 ページ5
昨日、早く寝たからAと同じ時間に目が覚めた。
ま「珍しく早いよ〜!」
『本当だね それで寝ちゃったりして』
ま「寝ないよ! いっぱい作業するぞ!」
ガバッと拳を突き上げた。
『そっか、そっか頑張ってください』
Aは大きく伸びをして部屋を出ていった。
ま「作業、いっぱいしちゃうもんね!」
ぐぅーっと目を閉じたまま伸びをして、気付いたら夢の中。
____
玄関の開く音が聞こえて目を覚ますと辺りは暗くなっていた。
ま「…あれ」
『まふくん? 寝てたんだ…作業は進んだ?』
ま「…今何時?」
『一大事〜』
ま「時間によっては本当に一大事だけどね」
『7時だよ』
ま「…まだ、起きて一時間しか経ってない!?」
『HAHAHA 何バカなこと言ってるんだい君は』
ま「…」
『13時間経ってるぜ』
ま「…デスヨネ」
ケラケラ笑っているAは僕を起こそうと朝から突き上げたままの右腕を引っ張った。
ま「うわぁぁぁ!!!!」
Aの腕を振り払い、痺れている右腕を庇う。
いくら、痺れているからといって、振り払うのは嫌われると思ってAの顔をバッと見る。
『絶叫する日は昨日だよ?』
全く気にしていなかった。
『そんなに痺れてるの〜?』
むしろニヤニヤしながら僕の右腕を狙っている。
気にした僕がバカだったよ。
ま「僕はバカだよ!!」
『おぉ…どうした、遂に認めたか…』
『さぁ、おバカさんを認めたところで右腕を出しなさい』
出しなさいとか言いながらすでに僕の腕を握っているA。
ま「うわぁぁぁ!! まって!!! ピリピリするぅ!!」
ブンッと手を振り払うと振り払った手が思いっきりAの頬に当たった。
ま「あっ!! ごめんっ!!」
『…ぶったね?…親父にもぶたれたことないのに!!』
ま「アムロか」
『アムロ いっきまぁぁす!!』
ま「うわっ! やめろ!!w」
右腕に飛び付いてくるA。
振り払って悪霊退散。
ま「今日分かったことはAは叩いても割りと頑丈なこと」
『ダイヤモンドみたいに丈夫で美しいって?』
ま「…ん?」
『今日から私のあだ名は【ヤモちゃん】だねっ!!」
ま「なんで、中の2文字取ったの。ヤモリみたい」
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細胞 - 完結おめでとうございます!毎日の更新は本当に大変だったと思いますが、いつもこの作品に癒されていました。実生活の方がお忙しいと思います。これからも応援してます! (2018年6月21日 17時) (レス) id: e784bcfcdd (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 完結おめでとうございます!いつも読ませてもらってました。この小説のために学校頑張ってましたし…。約半年間お疲れ様でした!寂しくなったときここに戻ってきます。 (2018年6月21日 0時) (レス) id: 92741a1cff (このIDを非表示/違反報告)
amine(プロフ) - 完結おめでとうございます!本当に終わっちゃうんですね( ; ; )毎日とっても楽しませてもらいました!約半年間お疲れ様でした〜!!! (2018年6月19日 23時) (レス) id: 42958b7668 (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊(プロフ) - 完結おめでとうございます!通知くるたびわくわくして読んでいました!また読みに来ます!!今までお疲れ様でした! (2018年6月19日 22時) (レス) id: 11da187f75 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - 夜咲さん、私も誕生日なんで設定あったけ!?と思いましたよwww (2018年6月12日 22時) (レス) id: a3a1fc3f89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:milk | 作成日時:2018年6月2日 20時