彼女と僕の毎日〜6月〜【まふまふ】

6月12日 ページ13

今日はAと そらまふうらさか でラーメンを食べに来た。




ラーメンを運んできた店員さんと少し話をしていたら、職業をものすごく聞かれた。




『何してると思いますー？』

店員「うーん…お二人は学生さんですよね？」




と、言った。



そのお二人とは…





そ「『…え？』」





そらるさんとAだった。




『え、あ、えぇ？ 学生…？』

そ「やった、学生だって！」




喜んでいるそらるさんとは反対に微妙な顔をするA。




坂「嬉しくないの？ 若く見られたんやで？」

『学生は若すぎる』

う「若すぎたら嫌なんだw」

ま「童顔がコンプレックスだもんね」

『コンプレックスではないけどね！？』

店員「え！ 学生さんじゃないんですか！？ お仕事何されてるんです？」




店員さんの質問の答えを曖昧にするそらるさん。




店員「運送会社とかですか？」

う「そうですそうです」




店員さんが言った職業の適当に返事をしたので、僕らは運送会社に勤務していることになった。





…Aを除いて。





『運送会社、かっこよくないですか？』

店員「貴女は学生ですよね？」

『え、今さっき違うって雰囲気でしたよね！？』

店員「冗談だと思ってたので」

『…マジか』





その結果、Aだけは学生のままだった。



う「学生、ラーメンは美味しいか？」

『なんでだぁ』





ラーメンを食べ終わって、うらたさんが「写真を撮ろう！」と言うと、そらるさんと坂田がそそくさと帰って行った。




ま「…帰っちゃったね」

う「スタバの新作飲みたい」

『行きますか』






＿＿＿＿



僕とうらたさんはほうじ茶フラペチーノ、Aは抹茶クリームフラペチーノを注文した。




ま「…美味しい！」

う「ホント！ うまい！」

ま「Aも飲む？」

『飲む！』

ま「ほい」




何気なく差し出したカップを受け取らずにそのまま飲みだすA。




何て言うのかな…餌付け？←失礼



可愛い…




『美味しい！ まふくんもいる？』

ま「うん！」

『どーぞ』




ちょっとだけ、カップを持っている腕を上げたAの手からカップを受け取らずに顔を近づけて飲む。




うっ…意外と顔が近い…恥ずかしいかも…




『美味しいでしょ？』

ま「うん」




正直恥ずかしさでそんなの考えてられない。








う「俺の前でリア充すんなよ…」

『へっ』

ま「ふっ」

う「お前ら…」

6月13日→←6月11日

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す