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学校.




女A「なぁー知ってる?宮先輩、また告られたらしいよぉ?」



教室の隅で大きな声で話す女子達の会話の内容に肩がピクッと反応する



女B「まじでぇ!?あたしも狙ってるんやけどそのうち取られたらどうしよぉ」




女A「今日告られたのは侑先輩の方で、治先輩の方は呼び出されても行かないとかぁ言ってたぁ」




女B「そぉなんだぁ、あたし侑先輩だからぁ、治先輩と違ってわざわざ来てくれるなんて、やぁさしぃー」




髪の毛を指先でクルクルしながら鼻声に似た声で話す2人。



確かに、侑さんは優しい、でも、治さんも俺に何でも言ってねって言うてくれたし、優しい。

2人のことを何も知らない人に悪く言われたくない。




女A「でもな〜、侑先輩、振り方がひどいんやってぇ」



女B「えぇ〜そんなん、告るの怖なってまうやぁん」



女A「俺は、ただ喧しいだけの奴に興味ないってゆーて」



女B「応援してるだけやのに〜やだぁ、治先輩にしよっかなぁ〜顔同じやしぃ」



その会話に更に腹が立ってきて、拳をギュッと握りしめた



理「どうした?A?」



『!…理石くん…』



理「何か…やなことあった?具合悪い?辛そうな顔しとる」



『んな、何でもないよ、心配してくれてありがとう』



笑ってそう言うと



理「ほんなら、よかった。何かあったら言うてな?友達なんやから」



『うん…』



理石くんもとても優しい。私のたった1人の頼れる友達。

私は今、周りに優しい人が沢山いて、とても幸せだと思う。









.









昔と違って。

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作者名:恵舞 | 作成日時:2020年5月29日 18時

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