自宅警備員それは絶滅危惧種２【文豪ストレイドッグス】

２５話 ページ26

国「鏡花の電話に着信があれば信号を出すよう、手を入れておいた。立て、何時まで守られ役でいる心算だ」
国木田さんは敦の首根っこを掴み、敦を立たせる

国「刺されても、起き上がる根性骨が人虎の売りだろう」





尾「探偵社の毒虫め......鏡花にこれ以上毒の花を見せるな!!」
尾崎の指示により、機関銃を持った、部下たちが、一斉に探偵社に銃を向ける





国「組織同士の全面戦争と云う訳か、この忙しい時に」

ポートマフィア、武装探偵社両方とも、戦闘態勢に入る







しかし、ポートマフィア、武装探偵社ではない者の声がした
「ワァ、タイミング最高」
私にはこの声がどこの誰のものかを知っている
声の主は組合の人間




ジョン・スタインベック
ハワード・フィリップス・ラグクラフト





ジョ「衝突１秒前って感じだ、あと少し遅く来れば楽できたのに、君やる？」
ラ「構わないが....大勢からの注目が....痒い」

彼らが現れてから、まるで時間が止まったかのように両者の動きが止まり、二人に視線が集まる





ジョ「仕方ない、『組合』の給料分は仕事しますか」
ジョ「っあ、そこ危ないよ、『荷物』が届く頃だから」
そう云うと上空から人間の様な影が４つ降ってくる




何かを感じ取ったのか、尾崎はその４つの陰に、銃弾の海を浴びせる
しかしそれがあだとなったのか、その場にいた全員が返り討ちに会い、地面に倒れていた




その場にいた全員つまり彼女ももちろん、その『全員』に含まれている。
貴「ん.....」



しかし彼女の異能力【鉄の香】が主の危機を察知し、異能力が発動する
そこらじゅうに散らばっていた彼女の血液が、彼女の体に吸い込まれていく、まるで逆再生されているかのように。






彼女は一命をとりとめる

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