自宅警備員それは絶滅危惧種２【文豪ストレイドッグス】

２２話 ページ23

貴「尾崎さん.....えっと...敵ってそこにいる探偵社じゃないですよね？」
私は苦笑い気味に言う

尾「見て通りじゃ」

目の前いるのは、ベンチに座り喋っている、敦と可愛らしい少女の姿


うんうん、あの子が鏡花ちゃんって言うのかな？
可愛い!!凄く可愛いんだけど...敵が敦とは....





するとベンチに座り会話していた、鏡花ちゃんの首に掛かっているケータイが鳴り始める
その瞬間、敦と京かちゃんの表情は恐ろしく、青く変わる



【 夜叉白雪よ、鏡花に近寄り、嘘の世界を教えるものに、罰を与えよ 】
そこで着信が途絶え、その瞬間敦が前に崩れ落ちる
どうやら敦は背後に立っていた、鏡花ちゃんの異能力である夜叉白雪によって、背中を斬られた様だ




尾「害獣の血でもしぶく様は美しいのう、そうは思わぬかえ？愛しの鏡花や」
鏡花ちゃんは尾崎紅葉の姿を見るなり、いっそう顔が青くなり、ガタガタと体を震わせる


尾「息災じゃったか？私がどれほどそなたを案じ胸を痛めたか、このようか＿＿＿獣畜生共の下にそなたを残すことになって」
尾崎さんは地面に倒れこむ敦の頭を踏みつける




ふと私は陰から、鏡花の表情を見る
先ほどまで敦と楽しそうに話していた、鏡花の表情は、尾崎紅葉によって歪められる


尾崎紅葉の鏡花に対する愛情は暖かいようで、恐怖じみている




私は敦が尾崎さんに切り刻まれている所を見ている事しかできなかった。
それは、敦には申し訳ないが、この出来事にって、鏡花ちゃんがこれからどう生きるていくのかを決める出来事だと思うからだ



拒めば、光の世界で自由を
拒まねば、闇の世界へ.....









　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿選ぶの貴方自身

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